希望のまち東京in東部
希望のまち東京in東部事務所では以下のイベントを定期開催しています。
・毎週木曜日午後6時半から8時半まで市民カフェ
・毎週土曜日午後2時から4時まで読書会
※予定は変更されることもありますので、希望のまち東京in東部Webサイトをご確認ください。
市民カフェは誰でも、いつでも、無料で話し合える市民の「場」です。
読書会は本を紹介しながら話し合うスタイルです。発表者がレジュメを配布して説明し、それを受けて参加者が自由に議論する方式です。書籍の用意や事前の通読は必須ではありません。
どなたでもご参加できます。初めての方の御参加も大歓迎です。時間がある方は参加よろしくお願いします。軽食をご用意しておりますので、お気軽にご参加ください。皆様、是非足をお運びください。参加者には「空き家活用と投資用マンション問題」などの資料を配布しています。
HOPEは希望のまち東京in東部が発行するWebマガジンです。 HOPE第1号は宇都宮健児弁護士のインタビューです。
HOPE第2号(2016年10月26日)はAEQUITAS(エキタス)特集。藤川里恵さんのインタビューです。
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希望のまち東京in東部読書会第36回「世界資本主義」

希望のまち東京in東部は2017年4月15日(土)、読書会第36回「世界資本主義」を江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。柄谷行人『世界史の構造』から「第4部 現在と未来」「第1章 世界資本主義の段階と反復」を取り上げた。

国家による再配分は平等化の目的で捉えられがちであるが、格差を拡大する方向にも働く。国民が税金を出して、それを企業が受け取る。東電の問題も東芝の問題も理解できる。民族主義は国家に利用されるが、国家を規制することもできる。国家は支配階級のための法律をつくる。新興勢力は国家を嫌う。

自由主義対帝国主義の対立軸がある。中央集権への嫌悪がある。冷戦後は新自由主義を建前に掲げるが、実際は帝国主義であった。日本が製造業でヘゲモニーを奪い、アメリカは金融・流通でヘゲモニーを維持した。帝国主義以前にブルジョワジーは権力を取っていなかったか。ネーションは平等を考慮しなければならない。

現在は1870年代と類似する。1870年代は旧世界の帝国(オスマン帝国、ムガール帝国、清帝国)が存在していた。今も旧世界の帝国が復活していると見ている。グローバリゼーションの中で日本型経営、日本型労使慣行は潰されていく。

手形が使われているのは日本くらいである。遠隔地の交易で現金を運ぶことのリスクを避けるために手形が使われた。電子送金が普及した現在、手形の技術的な必要性はなくなる。資本主義社会はフィクションを共有することで成り立つ。

クレジットカードは不正使用があるとクレジット会社が持つ。住所変更をせず、引越し先にてクレジットカードで買い物するとクレジットカード会社から電話が来たという話がある。破綻した「てるみくらぶ」はクレジットカード払いではなく、現金払いのみ受け付けるキャンペーンをしていた。

右肩上がりの経済成長は過去の話である。脱原発運動にも太陽エネルギーは無限という右肩上がりの信奉者もいる。経済はゼロサムという感覚がある。それどころか縮小していくかもしれない。

インド映画は面白い。ハリウッド映画を超えている。インドは多言語国家である。多様な人々が集まっているエリアは強い。生き残るためには多様性を受け入れなければならない。多様性を担保できない社会は発展できない。選択の自由がある。自分の自由に生きることが金を稼ぐこととリンクしなくて良い。

希望のまち東京in東部読書会第35回「柄谷行人の福祉国家」

希望のまち東京in東部は2017年4月1日(土)、読書会第35回「アソシエーショニズム」を江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。柄谷行人『世界史の構造』から「第3部 近代世界システム」「第4章 アソシエーショニズム」「5 株式会社と国有化」「6 世界同時革命」「7 永続革命と段階の「飛び越え」」「8 ファシズムの問題」「9 福祉国家主義」を取り上げた。

労働運動が自主管理に取り組んだ時期があった。国有化では労働力商品の否定ではない。国有化は国家官僚が絶大な力を持ち、アジア的専制国家に逆戻りする。マルクスは緊急避難問として国有化を考えた。経営と資本が分離する。法人化の中で資本家がいなくなる。労働者も株式保有で資本に参画できる。しかし、資本の高度化によってマルクスが考えるようにはならなかった。資本家ではなく、CEOなど会社を管理する層に特権的な地位が与えられる。

マルクスは一国社会主義を無理と考えた。他の国の干渉を受けて潰される。ファシズムは説得力を持ってしまう。ファシズムを誤り、「どうかしていた」と排斥することは危険である。ソ連とファシズムはどこが違うのか。個人の尊厳、自由の問題がある。経済学は道徳と不可分である。戦前戦中は右翼も獄死していた。

愚民意識のある人は天皇制を利用する。天皇機関説を進歩的と評価する人が戦後リベラルに多いが、天皇主権説と本質的に変わりがない。国民には天皇主権説を押し付けたが、支配層は天皇機関説で考えていた。

アメリカは捕虜の聞き取りをして天皇をどうするかを判断した。『菊と刀』は非常に公平な研究である。天皇制の温存は共産主義の締め出しであった。アメリカには天皇制がないために赤狩りをした。アメリカではファシズムにシンパシーがある国民が多かった。

ファシズムとナチズムは微妙に異なる。ナチズムは人種排斥がある。国家社会主義という点ではファシズムが正統である。ファシズムとスターリニズムは両輪である。ファシズムと共産主義を同視する論調は反共主義からの宣伝だけでなく、実感として存在した。

飛び越え理論は可能か。資本主義を経ていない社会で社内主義は可能か。マルクスは真剣に考えた。マルクスは宗教について様々なことを言っている。全否定はしていない。マルクスをキリスト教左派と位置づける立場もある。原始キリスト教を知りたいならば、マルクスの時代のインターナショナルを見ればいいという指摘がある。

ヘーゲルは国家を肯定的に捉える。そこをマルクスは批判したが、ヘーゲルに影響されてもいる。社会主義体制は民族と宗教について回答を出せなかった。社会主義体制が宗教を批判したら、宗教は右派になる。

前近代において日本の共同体は天皇制とは無縁であった。天皇制は明治維新以降、発明されたものである。前近代においても流罪になった天皇の子孫という名乗りがなされた。日本の神話はポリネシアの神話と構造に似ている。日本は国のサイズが丁度いい。戦後の問題は天皇制の問題である。責任を取らない。

人間には保守性がある。変えたいと思う一方で、変えることに不安を持つ。変えるとなるならば自分を客観視しなければならない。前例のないことをすることほど人間にとって怖いことはない。

トランプ反対派には「偉大なるアメリカとしてトランプは許せない」という論理がある。トランプ支持者もトランプ反対者も同じである。自尊感情がある。「困っている人はアメリカに来て下さい」ということに自意識を感じる。

ローザ・ルクセンブルクやカール・リープクネヒトに憧れる人は多い。しかし、後進国を社会主義化するという主張は、帝国主義の一種にしか思えない。植民地は独立の旗印として社会主義を掲げた。社会主義者が反植民地運動に携わったが、反植民地運動は社会主義ではない。アジアで共産主義をやろうとしても、民族運動にしかならない。

農民は強大な指導者を求めてしまう。ロシア革命も中国革命も主体は農民である。ロシアの農奴には所有権がなかった。共産党が皇帝の代わりになった。自立した市民が出てこない。植民地から独立して社会主義的な国が生まれたが、独裁的な国家になった。識字率が低いと、公的空間に入れない。そのような状況を無視して社会主義化すればいい、民主化すればいいとは言えない。あえて公的空間に参加できない人を作っているのではないか。

右翼は二種類に分かれた。親米右翼と反米右翼である。親米右翼は資金が豊富である。反米右翼は金に窮して、反共で親米右翼と共同することがある。産経は反米的なところが少しある。反共と右翼は本来異なる。イタリアは北と南の格差が激しい。北部は独立運動が起きている。イタリアに世界の構造がある。南は観光業で成り立っている。ユダヤ商法のすごいところは、現金買いするところである。

群馬県の町には綺麗な建物がある。自民党の金が流れているのではないか。大学生が鬼怒川に行く。日本の戦後の戦争反対の声は地方疎開の悪印象があった。田舎嫌いが強かった。それが都会を構成していた。そこにナショナリズムが関係する。日本人として植えつけられている景色や空気感がある。良くも悪くもジブリ映画が貢献している。

アメリカに負けたことが納得できず、「こうすれば勝てた」という議論に熱中した人がいる。戦艦ではなく、空母がもっとあれば勝てたというような議論をしていた。ロスジェネ世代でも荒巻義雄『紺碧の艦隊』が流行っており、そこは同じである。日本社会の新宗教の危険はオウム真理教事件後も変わっていない。オウム真理教の信者は終末の前に救済を求めた。偏差値教育の中でステージ論が流行した。新興宗教は商売である。新興宗教は商売を考えなければ大きくならない。

東京都議会議員選挙は面白い。民進党は沈没する。民進党の野上ゆきえ都議は「江東ファースト」と書いている。露骨なパクリである。民進党の辻本清美議員の森友問題疑惑に関して、柿沢未途役員室長は2017年3月29日、産経新聞政治部長宛てに抗議文を出した。しかし、それが逆に恫喝であると反論されている。

中央卸売市場問題は都議選の争点になるか。江東区で都民ファーストの会が候補者を出さないことはあり得ないのではないか。中央卸売市場移転を争点にしないことはあり得ないのではないか。あれだけ石原元都知事らから速やかな移転を主張され、わざと政局化していると非難されている以上、移転中止で受けて立たなければならないのではないか。

都民ファーストの会でも様々な意見があるだろう。現職都議には過去に移転に賛成した人もいる。盛り土がないなど騙されていたと主張することはできる。意思決定は都議選後にするのではないか。移転中止を言うだけでは解決にならない。豊洲をどうするか、中央卸売市場をどうするかという問題がある。

問題は、今後10年間くらい営業を続けたいという業者がいることである。豊洲への移転費用は出せず、後継者もいない。そのような業者にとっては現状の宙ぶらりんで築地で営業を続けるだけという状況は好都合になる。それに引っ張られているように見えるとマイナスになる。

希望のまち東京in東部読書会第34回「アソシエーショニズム」

希望のまち東京in東部は2016年3月25日(土)、読書会第34回「アソシエーショニズム」を江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。柄谷行人『世界史の構造』から「第3部 近代世界システム」「第3章 ネーション」「6 ネーション=ステートと帝国主義」「第4章 アソシエーショニズム」を取り上げた。

希望のまち東京in東部は2016年4月9日(土)に第1回読書会を開催した。一年継続したことになる。近現代史は身近な内容である。アソシエーションは共通の思想でつながった集団である。コミュニズムのコミューンはアソシエーションであるべきである。活版印刷によって聖書は大衆に広がった。かつては僧侶しか聖書を読まなかった。再分配によって富の格差を解消するのではなく、富の格差が生じないような交換的正義を実現する。

カントは他者を目的として扱う。他者には死者や将来世代も含む。第一次世界大戦は総力戦になった。軍人だけでは収まらなくなった。

三島由紀夫は当時の人々に強烈なインパクトを与えた。左翼にも左翼に反感を持つインテリにも。ノーベル文学賞を受賞しなかったことが影響したという指摘がある。ノーベル文学賞を受賞すればモチベーションになったのではないか。逆に川端康成はノーベル文学賞を受賞したことが自殺に遠因になったのではないか。川端は三島由紀夫の葬儀委員長を務めた。

応仁の乱は単なる歴史的事件ではない。次の時代をもたらしたものである。僧兵と言えば比叡山延暦寺を連想するが、奈良の興福寺も大きな勢力があった。速読法はテクニックである。


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