希望のまち東京in東部
HOPE創刊号 希望のまち東京in東部はWebマガジンHOPE創刊号を2016年4月23日に発刊しました。宇都宮健児さんのインタビューです。PDFファイルで20MBあります。ブロードバンド環境でダウンロードください。Facebookをお持ちの方はコメント付でシェアしてくれると嬉しいです。
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希望のまち東京in東部読書会第29回「柄谷行人の貨幣」

希望のまち東京in東部は2016年2月4日(土)、読書会第29回「柄谷行人の貨幣」を江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。柄谷行人『世界史の構造』から「第3部 近代世界システム」「第2章 産業資本」「4 産業資本主義の起源」「5 貨幣の商品化」を取り上げた。

小池百合子都知事のお陰で変えていこうという機運が高まった。理屈に合わないことをおかしいと言っていきたい。橋本徹さんも地域のしがらみにガチガチではないから、良くも悪くも大阪に手を入れられた。右翼には任侠系の右翼、民族派の右翼、左翼がひっくり返った右翼がいる。韓国ヤクザと日本ヤクザは接点があった。

産業資本が資本主義社会を作った。しかし、固定資本(生産設備)への投資が不要である商人資本や利子生み資本で価値増殖を図ろうとする。それが金融資本主義の発達する一因である。イギリスは下からのマニファクチャ、オランダは上からのマニファクチャである。

オランダ流商人資本が江戸時代の日本に入り、影響を与えた。江戸幕府はオランダから情報を仕入れていた。オランダは世界に冠たる灌漑国である。国土に対する意識にも独特なものが生まれたのではないか。オランダは商人ベースでスタートした。オランダ東インド会社は1602年に設立された世界初の勅許会社である。オランダはイギリスの隣である。

資本論では資本と国家の緊張関係が度々記述される。日本は国家と資本の緊張関係が弱い。イギリスはマルクスの時代でも児童労働を規制しようとした。一方でイギリスは海外では奴隷貿易を行っていた。新興ブルジョワジーは教育がない。商人資本は歴史があり、インテリである。映画『Mary Poppins』は銀行の取り付け騒ぎを描いている。お金に対するイギリス人の考え方を描いている。

資本の発達の裏には国家の手助けがある。オランダには国民からの収奪はなかった。世界から収奪する。国民は山分けされるだけである。国家が出てくるのは国民から収奪する、国民からコントロールする場合である。資本主義国家では労働者を自国で育てて収奪する。優秀な労働力を作ることは企業家にメリットがあるが、企業家自身は取り組まない。国家が行う。技術革新に対応できる労働者を作ることが国家である。それに取り組む企業もあった。ヨーロッパには企業発の学校もある。

トランプ政権よりもオバマ政権の方が攻撃的である。リベラルは民主主義を広めるという理念を押し付けようとする。アメリカの片隅に生きている人はアメリカ全体を意識しない。価値観の大転倒が起きることを恐れているのはリベラルかもしれない。

現代日本人は国家を意識する。明治維新以前の日本人は藩や旧国にアイデンティティーを感じていた。市民と国家と考えるべきではないか。市民は国家となじまない。ネーションは国家と馴染む。小池百合子首相が誕生するかもしれない。アメリカは州知事が大統領候補になる。官僚が首長になることは問題である。国の出先機関になってしまう。江戸時代は面白い。前半はシステム作りにエネルギーを注いだ。後半は人の活用である。武士が文官になる。「葉隠れ」が「死ぬこと」と書いたのは、誰も死ななくなったからである。

希望のまち東京in東部読書会第28回「柄谷行人の産業資本」

希望のまち東京in東部は2016年1月28日(土)、読書会第28回「柄谷行人の産業資本」を江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。柄谷行人『世界史の構造』から「第3部 近代世界システム」「第2章 産業資本」を取り上げた。

柄谷行人はマルクスを素直に呼んでいる。ただ、交換過程にはこだわっている傾向が見られる。資本主義を多面的に理解する必要がある。柄谷は生産過程を重視する一般的なマルクス主義者へのアンチテーゼになっている。剰余価値は流通過程で実現する。ここに有名な「ここがロードス島だ、ここで飛べ」がある。

商人資本は古代から存在した。商業資本と産業資本に本質的な差はない。さらに利子生み資本も同じに扱っている。トランプ大統領のように実体経済を何とかしなければならないという発想はマルクス主義者以外にも存在する。

世の中のマルクス主義者は生産過程しか言わない。物を生産する時の搾取に注目する。販売にスポットをあてていない。柄谷が物を販売することをピックアップしたことは斬新である。ポイントの置き方である。マルクスの時代から現代は消費社会に変化した。生産過程に従事する労働者運動という見方だけでは取りこぼしてしまう。現代社会を見たら、マルクスは腕まくりするのではないか。

二重の意味で自由なプロレタリアの創出は資本主義の成立に不可欠な要素である。生産手段からも自由になれた。資本の本源的蓄積は労働者の創造である。そのような体制を作っていくことである。二重の意味で自由なプロレタリアという言葉に重い意味がある。

金を稼ぐことが目的化する人がいる。年収一千万円クラスは意外と貯金がない。住宅を購入して車を購入する。一千万円もらってもローンを組む。アメリカにはクラスがある。お金を沢山持っていてもクラスに入れない人がいる。それがトラブルである。お金があれば上のクラスにいけるということは間違えである。

現代は資本家階級と労働者階級に明確に分けられない。昔は設備に投資したが、今は金に投資する。ブルーカラーのイメージで労働者階級を見ることはできない。現実を理解しないと、どのような運動が効果的かということが分からなくなる。日本のホワイトカラーの生産性は低いと指摘される。ジョブ型の労働が好まれる面がある。

総資本と個別資本の利害が一致しないことがある。全ての個別資本が労働者の賃金を安くすれば総資本は縮小する。そこでケインズ経済などがある。柄谷は修正資本主義ではなく、国家=総資本と見る。国家=総資本と言えるか。安倍政権が経団連に賃上げを要請することは総資本の意思と言えるか。国家が総資本の意思を代弁することはあるが、表裏一体とは言えないのではないか。国家と政府も区別できるのではないか。

市民カフェは緩やかな場所を提供する。希望のまち東京in東部が大きな運動にならなくてもいい。個別的に運動を進めればいい。希望のまち東京in東部は住まいの問題に力を入れるべきではないか。若者の支援のための空き家の有効活用と原発避難者の住宅問題は性格が異なる。個別的な色々な事情がある。既に場はある。いつでも誰でも自由に使える。

市民カフェや読書会のテーマは政治に関わってくる。東京都議選は野党共闘の鬼門である。東京都議選で民進党は沈む。過去の民進党の政策は取り繕いようがない。都議選で民進党が沈むならば国政選挙でも沈む。資本主義には、お金主義ではないがある。マルクスの時代には分社化はなかった。ミリタリーは好きでも戦争は嫌いという漫画家はいる。ドイツ軍への憧れを持つ人はいる。

希望のまち東京in東部読書会第27回「マルクスの国家論」

希望のまち東京in東部は2016年1月14日(土)、読書会第27回「マルクスの国家論」を江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。柄谷行人『世界史の構造』から「第3部 近代世界システム」「第1章 近代国家」「マルクスの国家論」「近代官僚制」を取り上げた。

政府は代議制によって運営されていく。代議制は階級を代表していない。伝統的なマルクス主義は、権力と政府は違うと指摘する。マルクスとマルクス主義者を分けて考える。マルクスは国家をあまり論じていない。マルクスは政治家というよりも学者である。観察者である。国家は他の国家に対して存在している。国債は将来世代を担保にしている。社会主義国において国債は理論的に成り立たない。

アメリカ・インディアンには好戦的な部族もあれば、平和的な部族もあった。アメリカ・インディアンは戦争しないシステムを作った。部族によってトーテムに使う動物が違う。神様として祀っている訳ではない。北風をトーテムにする部族もある。

日本人は色々な民族の遺伝子を持っている。辺境のエリアの国の特質である。良い意味で民族の吹き溜まりである。イギリスも同じである。単一民族は錯覚である。単一は劣性を証明するもので、危険なものである。戦前の日本人の方が戦後よりも国際融和的であった。朝鮮半島北部は騎馬民族的要素が強い。チュチュ島は文化的に豊かである。

国家論の成熟は国民国家の成立後ではないか。マルクスには国家論の問題意識は乏しかったのではないか。フランス革命によって国民国家ができた。

大企業の重役も労働者である。公務員は違う。国民の税金を原資とする人々は末端の公務員も労働者と別の存在である。官僚が立てた計画を議会が決定したように見せかける。大企業にも官僚が存在するのではないか。賃労働という点では下級公務員は労働者ではないか。

中産階級を作ることは無階級社会の幻想を振りまく。自分の作ったものを変えない社会はおかしい。ニンジンをぶら下げて経済を拡大する。大量消費社会を作るために官僚が再配分を拡大した。これ以上経済のパイが大きくならないことを官僚は分かっている。エキタスは労働運動である。

ナポレオン3世はパリの街の公共事業を進めた。バリケードを作らせないためとの説もある。近代の戦争はロジスティックスが重要である。ナポレオンの快進撃は進出地域の住民の支持を得て現地から物資を得られたことが一因である。日本軍はロジスティックスも何もないまま中国を侵略し、泥沼に入る。「助けてやる」と言いながら、中国人を殴りつけていた。どう聞いても帝国主義にしか聞こえない。

思想的バックボーンが必要になる。戦前はインテリの間でアジア開放論が流行した。現代は「おもてなし」「日本は凄い論」が流行している。市民運動家もひっかかる。善意の押し付けをしている。アジアの盟主意識の錯覚をどう消していくか。過去は経済力で事実上盟主と言えたが、今は崩れている。

本当の意味の日本主義者が出てくる。80年代のサブカルには政治が排除されていた。しかし、現代では椎名林檎や『シン・ゴジラ』など国家思想が前回になっている。日本人の持っているアイデンティティーは何か。天皇なのか。八紘一宇は日蓮宗の思想から来ている。国家神道ではない。

地元愛はあるが、愛国心はない。椎名林檎のように日本の国旗を掲げて「頑張れ」は古臭く感じる。古坂大魔王はミュージシャンである。今は一回スポイルされたらどうしようもない。オリエンタリズムは西洋のアイデンティティーを作るために作られた。芸術は変な作品を生み出す。

サミットでは安倍首相は各国首脳に評価されていない。それがマスメディアでは報道されていない。都合の悪いことを見ないことが日本人の特徴である。

『君の名は。』は既存の新海誠作品と大きく異なる。過去作品はペシミズムが色濃かった。恋愛至上主義と家族主義を結びつける。なかったことにする話である。この路線を続けることは危険である。大都会と田舎が交互に描かれる。中国で受けることは理解できる。昔の角川映画の持つ甘ったるさを再現した感じである。

企業や政党にも官僚制がある。民営化が官僚制否定の解決策にはならない。国家を市民がコントロールできれば官僚もコントロールできる。国会前で声を上げることが本当の意味での民主主義ではないか。

マニュアル化によって人の仕事が交換可能になる。医療もマニュアル化されている。それが効率的である。マニュアル化された仕事はAIに置き換わる。『プロジェクトX』はブラック企業を礼賛する。『プロジェクトX』は人間の礼賛の物語として描かれる。感動のドラマにしている。

日本は押し返す力が弱い。欧米ではカウンターカルチャーになるものが、日本ではサブカルになる。「音楽に政治を持ち込むな」という批判は欧米には出てこない。日本の芸能界は封建的である。SMAPが解散する日本の芸能界は何なのかと若者は気付き始めている。芸能プロダクションは置屋である。テレビ局はブラック企業の最たるものである。インターネットが風穴を開ける可能性がある。SMAP問題はキムタク批判よりもジャニーズ批判に焦点をあてるべき。

映画『この世界の片隅に』は漫画も映画も素晴らしい。声優の能年玲奈改め「のん」は事務所から独立した。


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