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希望のまち東京in東部読書会第19回「柄谷行人と一神教」

希望のまち東京in東部は2016年11月5日(土)、読書会第19回「柄谷行人の宗教論」を江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。柄谷行人『世界史の構造』から「第2部 世界=帝国」「第4章 普遍宗教」「6 キリスト教」以降を取り上げた。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は同じ土壌から生まれた。創世記にはアブラハムにイシュマエルとイサクの息子がいると伝える。イサクは妻サラの息子、イシュマエルは女奴隷の息子。後にユダヤ人はイサクの子孫、アラブ人はイシュマエルの子孫と解釈された。イスラム教はムハンマドを最後の預言者とする。

三位一体がキリスト教のユニークなところである。ユダヤ教は神の唯一性を強調し、人間の形をとった神というキリスト教の概念を排除する。キリスト教はヨーロッパで土着の風俗と融合して作られた。

柄谷行人は911同時多発テロに衝撃を受けた。イエスの共同体は共産主義的であった。柄谷行人はユダヤ教とイスラム教の差異を重視していない。キリスト教でも東方教会やネストリウス派などは、あまり論じていない。柄谷行人の宗教の文章だけでは早く書きすぎる。宗教と交換様式はどこでつながっているのか。

柄谷の三位一体は国家と資本とネーション。キリスト教の三位一体からイメージされたのか。ヘーゲルの家族、市民社会、国家から来ているのではないか。イスラム教はキリスト教の三位一体を批判する。

中沢新一『緑の資本論』ではキリスト教とイスラム教を対比する。一神教は資本主義の萌芽との戦いであった。今日ではイスラム教の原点回帰的な人々だけが、これを記憶していると主張する。キリスト教では三位一体思想の導入によって貨幣の増殖との妥協が図られた。中沢新一はチベットに行った。オウム真理教にシンパシーを感じることを書いてバッシングされた。

マックス・ウェーバーはプロテスタントが資本主義を準備したと主張した。アメリカ合衆国はピューリタンの国である。今は欲望むき出しである。技術が発達するとキリスト教的な世界観と軋轢が生じる。最終的にはキリスト教が変わっていく。ギリシア神話は俗っぽい話が多い。本来、神は新しいものを生まない。偶像を作ってはならない。

日本には農村に帰る、縄文時代に憧れる動きがある。何かを生むものは自然だけという考えがある。「新しき村」は空想的社会主義運動。キリスト教の中にも原始社会主義的な共同体の動きがある。

イスラム教は普遍宗教である。インドネシアは最大のイスラム教国である。仏教は廃れた地域もある。信者数で三大宗教はイスラム教、キリスト教、ヒンズー教になる。大帝国の崩壊には宗教運動が起きている。毛沢東は一種の宗教家である。ロシア革命におけるマルクス主義と異なると言いたい人もいる。

ブラック企業と呼ばれる会社にも色々ある。若者使い捨てが狭義のブラック企業である。中高年追い出し部屋の企業もブラック企業と呼ばれることがある。介護や保育にブラック企業が進出している。

アメリカ大統領選挙が11月8日(日本時間11月9日)に行われる。11月4日時店の支持率は民主党クリントン候補が46.6%、共和党トランプ候補が45.3%。連邦捜査局(FBI)による私用メール問題の捜査再開を受け、トランプ氏が猛追している。真剣に勝ちに言っている。黒人や女性の支持者をクローズアップしている。トランプ氏はTPPどころか、NAFTAも再交渉を主張する。トランプ氏が僅差で負けたり、総得票数で上回ったりしたら、紛争が起こるかもしれない。

安倍首相は北方領土の二島返還で手打ちにするつもりか。日本共産党は千島列島全部を日本領と主張する。ソ連が侵略してきた。シベリア抑留者の運動が混ざっている。右翼的な集団も左翼的な集団もいる。逃げた軍人は抑留されていない。残った軍人が汽車に乗せられて抑留された。海が見えたと思ったらバイカル湖であった。シベリア抑留は関東軍の上層部による人身売買である。

希望のまち東京in東部読書会第18回「模範的預言者」

希望のまち東京in東部は2016年10月29日(土)、読書会第18回「模範的預言者」を江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。柄谷行人『世界史の構造』から「第2部 世界=帝国」「第4章 普遍宗教」「3 模範的預言者」を取り上げた。

普遍宗教は交換様式Dでとして出現した。これは面白い見方である。経済と同じような視点で見ている。普遍宗教は一定の人格によりもたらされた。倫理的預言者と普遍的預言者がいる。倫理的預言者はイエスやムハンマドのように神の委託を受けて、その意思を告知する媒介者になる。模範的預言者はブッダや孔子、老子のように自らの範例を通して救いの道を示す。

神がいるかいないかを話す際に「神がいる」とした方が話しやすい。神を信じるか信じないかの二分法で議論できる。「神はいない」とすると軸を失ってしまう。アメリカ人は自分がアメリカ人と思ったらアメリカ人である。

ユダヤ人はモーセを殺したという負い目を持っている。生まれた途端に勉強せざるを獲なければならない宿命を負っている。日本は古くから右翼がユダヤを研究していた。八紘一宇などの思想は影響を受けている。左翼はマルクス主義一辺倒であり、ユダヤを学んでいない。だからユダヤ陰謀論に騙される。

パチンコは日本特有のギャンブルである。アメリカはもっと面白いゲームがあるので、パチンコは流行らない。労働者は何交代制かで労働する。空き時間ができる。その空き時間でパチンコが行われる。江戸時代までは日本海側が海外文化の先進地域であった。ヤクザは的屋と博徒から生まれた。戦後の浮浪児をヤクザが救った面がある。街に居座れなかった子どもを引き受けた。擬似家族を作る。

山口組は船人足のあがりで成長した。土木建設が跋扈した時代に暴力団が成長した。パチンコの景品交換事業は昭和までヤクザのシノギであった。パチンコ業界は昭和天皇の自粛騒動で影響を受けた。新台が出せなかった。江戸時代のヤクザは博徒と土木と岡っ引きであった。

英語力は英語を話せるかではなく、自国と相手国の教養を話せるかである。中国の指導者は漢詩の素養を最低限の素養として持っている。日本の政治家が禅について問われて答えられるか。マリオを日本の教養として打ち出すのか。安倍首相は英語で演説しない方がいいのではないか。安倍首相の英語は単語をブツ切りにしている。

教養人には普遍的な文学に不信感を持っている。ローカルな文学がノーベル文学賞を取る。海外でベストセラーになるような著者は評価されにくい。人間の普遍性を描くよりも、その地に生きた人々のローカルに迫った作品の方が近い。

ジブリ映画では『千と千尋の神隠し』が欧米で高評価だった。エキゾチックさがある。『もののけ姫』は欧米の歴史と重なるところがある。『ハウルの動く城』はヨーロッパ的な舞台のために欧米では評価されにくい。

希望のまち東京in東部読書会第17回「普遍宗教」

希望のまち東京in東部は2016年10月1日(土)、読書会第17回「普遍宗教」を江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。柄谷行人『世界史の構造』から「第2部 世界=帝国」「第4章 普遍宗教」「1 呪術から宗教へ」「2 帝国と一神教」を取り上げた。

柄谷行人は筆名である。夏目漱石『行人』に由来するという説があるが、俗説がある。「1 呪術から宗教へ」には飛躍が多い。マックス・ウェーバーの理解が前提になっている。日本人にとってキリスト教理解は厄介である。日本人は外国との比較でしか自国を認知できない(内田樹『日本辺境論』)。

柄谷は交換様式論から見ている。宗教さえも交換様式論から分析する。宗教は交換様式に根ざしている。呪術における交換と祈りにおける交換は似ているが本質的に異なっている。互酬交換における債務と商品交換における債務は異なる。普遍宗教は祈願に応えなくても戦争に負けても棄てられない神が出現する時のものである。希望を適えて欲しいと神に願うことを普遍宗教は許さない。

教条的マルクス主義者が説くような下部構造が上部構造を規定するという話ではない。宗教は単なる上部構造ではない。マルクスは宗教を「民衆のアヘン」と言った。宗教がアヘンとは言っていない。マルクスの時代に「宗教は阿片」と言う社会的意味があったとしても、現代の教条的マルクス主義者が継承するものではない。宗教は国家権力に利用される。

夏目漱石は英国に留学して苦しんで帰国する。欧米の意識を作品に盛り込む。夏目漱石の漢文の素養は高かった。夏目漱石が頭の中で描いた近代という考え方が『坊ちゃん』『我輩は猫である』に結実する。

手塚治虫の優れたところは一歩引いている。プロパガンダをしていない。近代主義的な物の見方である。但し、近代に対する憧れが科学技術への信頼になっているところは問題である。原子力を肯定的に描いた。

アメンホテプ4世が世界初の一神教を創始した。一神教と貨幣には親和性がある。貨幣は互酬的な経済と倫理を破壊し、貧富の差をもたらす。神道は呪術なのか。国家の祈願か。そもそもの神道は国家の統治のための宗教ではなかった。

日本史には空白の四世紀がある。邪馬台国、倭国大乱と大和政権の設立までの流れが謎である。任那日本府は使われなくなった。逆ではないかと言われる。朝鮮の勢力が日本に入ってきたのではないか。宮内庁が古墳の研究を認めない。天皇制は明治に生まれたイデオロギーである。あと百年徳川幕府が続けば、天皇家は潰れていたのではないか。薩摩長州は天皇を利用した。

日本の封建制をどう考えるべきか。織田信長は絶対王政を進めようとした。家臣を城下に押し込めて常備軍を配備した。明智光秀は封建的価値観を持っていたのではないか。信長は家臣を官僚として扱おうとした。光秀にとって領地召し上げは納得できない。

江戸時代の藩政改革にはプロテスタンティズムと重なるところがあるのではないか。近江は戦国時代、農業の先進地であった。

小池百合子政経塾「希望の塾」をどう考えるか。小池都知事は評価できる。無党派層の支持で当選したところは大いに学ぶべきではないか。小池知事が都民ファーストをどこまで貫けるかは未知数である。

それは小池さん任せではなく、市民が積極的に後押しすることで実現するものではないか。それは是々非々からもう一歩踏み込んだ姿勢が求められるのではないか。外から監視する役回りも大事ですが、内から支える役回りもあるのではないか。

橋下維新との異同はあるか。橋下徹さんにはアナーキーなところがある。ニヒルである。原発にも反対する。「大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例」成立には橋下さんの影響がある。

豊洲市場予定地を墓地にする案があると報道された。近隣住民は噴飯物である。市場より静かでいいのではないか。江東区は千客万来施設を作るということで受け入れた。今となっては、温泉は怖い。千客万来施設がない業者だけの卸売市場ならば住民にとっては迷惑施設である。

ジャーナリストは当事者になっては駄目である。それを柄谷さんは意識している。優れたノンフィクションは当事者が書くものではないが、本屋で売れる本は当事者の体験記である。漫画から情報を入手することは当たり前になった。逆に若い世代で漫画離れが起きている。

アニメ映画『君の名は』は面白い。リピーターで観ている人も多い。『秒速5センチメートル』が新海誠ワールドである。それに比べると『君の名は』は一般受けを狙った感がある。映像が素晴らしい。テレビが映画をつまらなくした。皆でワイワイ取り組めるテーマがいい。『シン・ゴジラ』から安全保障や日本の統治を考えるというテーマはどうか。






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