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希望のまち東京in東部
HOPE創刊号 希望のまち東京in東部はWebマガジンHOPE創刊号を2016年4月23日に発刊しました。宇都宮健児さんのインタビューです。PDFファイルで20MBあります。ブロードバンド環境でダウンロードください。Facebookをお持ちの方はコメント付でシェアしてくれると嬉しいです。
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希望のまち東京in東部第108回市民カフェ「福島原発事故避難者の住宅問題」

希望のまち東京in東部は2016年9月1日(木)、希望のまち東京in東部第108回市民カフェを東京都江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。今回は「築地市場移転延期」「福島原発事故避難者の住宅問題」を中心に話した。

小池百合子東京都知事が2016年8月31日、築地市場の豊洲新市場への移転延期を表明した。希望のまち東京をつくる会は同日、この決定を歓迎する「築地市場移転延期決定に対する声明」を発表した。声明文にも書かれているが、前日に宇都宮さんは小池知事と会見し、10項目の要望書を手渡した。これは大きく報道された。

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本日、小池百合子東京都知事が、安全性への懸念、巨額で不透明な費用、情報公開の不足などを理由として、2016年11月7日に予定されていた東京都中央卸売市場の築地市場から豊洲新市場への移転延期を正式に表明しました。

当会代表の宇都宮けんじは前日、小池知事に「築地市場から豊洲市場への移転をいったん停止し、事業者・関係者への聞き取り調査を実施したうえで、市場で働く現場関係者を含めた協議の場を早急に設けること」を含む緊急に取り組むべき都政の課題10項目の要望書を提出したところであり、今回の小池知事の決定は私たちの要望の前半部分を実現するものとして歓迎します。

今後は要望書でも述べましたが、「市場で働く現場関係者を含めた協議の場を早急に設けること」の実現とともに、築地市場が果たしている役割を踏まえ、現在地再整備など抜本的な再検討を行うことを求めます。私たちも引き続き市場関係者や消費者と手を携え、都民本位の卸売市場のあり方を政策提言し、都民の声を都政に反映するために活動します。
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小池知事は小島敏郎・東京都顧問(元環境省地球環境審議官)を中心として市場問題プロジェクトを新設する。小池知事は強かな政治家である。リオで安倍首相と会談したのではないか。仲卸業者の店舗スペースの狭さが問題視されている。築地魚河岸「鈴与」三代目店主・生田興克さんは移転賛成である。オリンピックに向けて東京都がどのようなメッセージを出すか。土建利権に踏み込めるか。

「福島原発事故避難者の住宅問題」では江東区議会への陳情提出を計画している。陳情は9月13日に提出する。署名活動も考えている。江東区では国家公務員宿舎東雲住宅などに避難されている。福島県は地域の除染やインフラの復興が進んでいることを理由に自主避難者に対する住宅の無償提供を2017年3月末で打ち切る方針である。

これにより、1万2600世帯、約3万人が、現在住んでいる住宅からの立ち退きや新たな家賃の負担を迫られることになる。住宅支援が打ち切られたら、生活の根幹をなす住まいの基盤を失い大きな困難に直面する。経済的な困難はもちろん、子どもたちの転校を余儀なくされ、これまで築いてきた人間関係やコミュニティが断ち切られてしまう。

住まいを先に考える。住み続けたいという思いに応えたい。希望する人全員が住み続ける権利を保障する。避難者との話し合いの場の設定を求める。災害救助法では住み替えを原則認めていないが、家族が増えた、高齢化により地上階に住みたいなど長期に渡ると変化が生じている。災害救助法では「避難者」から外れる人が出てしまう。

東京都に「都営住宅の空き家募集の際には優先入居枠制度を拡大する」ことを求めることは良いか。都営住宅を強調すると避難者を分断することにならないか。民間賃貸の住民が見えてこない。民間賃貸は深刻である。埼玉県は避難者(賃貸人)と大家を仲介する。地域によって状況は異なる。必要な人に無償支援して欲しい。

東京都が逆に住まいの貧困に苦しむ都民を味方にするような論理をとってくるのではないか。江東区民には関東大震災や東京大空襲で被災したが、行政の支援を受けずに生活再建したという思いがある。「正しいから、お前らは間違っている」という感覚は独善である。避難者の生活実態を訴えることが大切ではないか。漠然と被害者が大変と言っても伝わらない。

深川9条の会は2016年9月17日(土)午後6時半〜8時半に「不思議なクニの憲法」上映会を江東産業会館第4第5展示室で開催する。東陽町駅東口徒歩0分。9条の会・江東が協力する。当日入場料1000円、前売券900円。深川9条の会の呼びかけ人・古今亭菊千代さんのショートトークもある。

希望のまち東京in東部第106回市民カフェ「靖国神社」

希望のまち東京in東部は2016年8月18日(木)、希望のまち東京in東部第106回市民カフェを東京都江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。今回は靖国神社から国家と戦争の問題などを議論した。

深川九条の会「ひとりじゃ一寸行けない靖国ツアー★でも行ってみたい8月のスポット」に参加した。靖国神社と安倍政権が進めようとしていることと区別する戦いもあるのではないか。靖国神社に祀られることと軍国主義を一緒にすることは遺族の心情と一致しないのではないか。遺族の心情には色々な考え方があるのではないか。

靖国神社には「この国を守るために戦った」というメッセージがある。勤労奉仕中に空襲を受けた民間人は祀られている。しかし、自宅で空襲にあって死亡した人は祀られない。戦争被害者に兵士は入るか。

国家は難しい。マルクス主義では階級支配のシステムと見る。国家をシステムにして支配階級がコントロールする。戦前戦中の日本は参謀本部が天皇を錦の御旗としてコントロールしていた。天皇自身が動く訳ではない。軍隊は国民を守らず、逃げた。満蒙開拓団は見棄てられた。国民は国家に遺棄される。

しかし、現実にはマルクス主義の国家観も一つの真実であるが、それよりも複雑ではないか。国家には国民を結びつける何かがある。民族には物語がある。日本会議は生前退位に反対する。明治時代に一世一元の制に改革したことを考えれば、反対することに理解はできる。退位に人の意思を介在させないようにすればいいのではないか。天皇定年制、要介護認定がいいのではないか。

現人神というのは神が人となって現れたというもので、天皇が人間であることは戦前も当たり前の感覚ではないか。戦争中の総動員体制によって極端な神格化が図られた。神社の神主に大企業の経営者一族が就任している。国家神道が復活したら、天下りポストになるのではないか。神主の職が利権化するのではないか。利権構造が問題である。

国が厳しくなるとナショナリズムが勃興する。田母神さんは右翼からも失墜した。自分達が韓国料理屋で飲み食いしていた。イデオロギーとは関係なく、神社は好きである。八百万の神が自然に入り込んでいる。自民党の巧みさも、そこで似ている。それを潰すことはできない。それをどう分けていくか。ゴチャゴチャにされないようにする。

グローバリゼーションよりもナショナリズムはいい。本当の意味で地方創生を進めていく。道州制は中央集権化である。長崎県民にとっては東京よりも韓国の方が近い。日本人であるよりも前に江戸っ子であるという意識を大切にしたい。日本人意識は明治時代に人工的に作られたものである。戦争中は国民も物語に乗っかった。民族が優秀という議論が好き。痛めつけられているから。どこの国にも嫌な奴はいる。貧富の差が激しければ泥棒が増える。民族性ではない。

宇宙開発推進派の中には、地球の全面核戦争を想定している人がいるのではないか。アメリカが北朝鮮を核攻撃すると周辺国にも放射能汚染の影響がある。安倍首相は核の先制不使用に反対する。将来的には中国の通常戦力が外国を圧倒する。その場合に核の先制使用の可能性を残すことが抑止になるという考えである。安倍首相の政策をアメリカに対する日本の自己主張と捉える見解もある。

日本の真の独立という言葉は心地よい。しかし、アメリカからの独立と言われると、中国の支配下になることは良いのかという疑問がある。冷戦時代にはソ連に支配されるよりも、米国に支配された方がいいという発想が強かったのではないか。

司馬遼太郎には賛否両論がある。日露戦争に勝ったまま学ばずに太平洋戦争に来たという。それは本当か。21世紀に生きる身には司馬遼太郎も古い。若い世代は冷静である。どちらかも観る。SIELDsも役目を果たしたら解散した。全共闘世代は破滅するまで戦った。物の見方が多面的である。そうでなければ潰れる。そのような感覚で市民運動を進めないと60年代安保を繰り返すことになる。

今上天皇は桓武天皇の生母・高野新笠が百済系渡来人であると述べた。多面的な考え方ができるのではないか。生前退位された方が改元の混乱を生まずに良い。昭和天皇の時の自粛騒動も避けたい。退位後の称号は議論を要する。上皇では格式ばっている。前天皇でいいのではないか。

日本会議は資金力がある。神社の境内で署名する。大企業では新入社員に禊をさせている。それは体育会系の悪習である。リオ・オリンピックで日本人選手のメダルが多いが、それは精神論の賜物ではなく、本腰を入れて強化した結果である。トップアスリートは科学的な練習を進めるようになった。体育会系の悪習は少しずつ廃れていくのではないか。旧社会主義国はドーピングをしている。薬漬けにして引退したら廃人になる。

映画『シン・ゴジラ』は面白い。日本が滅びるとなると一致団結する。グローバリズムとローカリズムの観点になる。いくら大きな話をしていても私達は地域の空気を吸っている。希望のまち東京in東部読書会は国家をテーマとする。国家の成り立ちは必然であると感じる。景色や生活、文化への愛情になる。それは郷土愛であって、国家と区別する。

昭和は呪縛も持っている。戦争と意味の分からない平和である。巻き込まれなかっただけである。中国の脅威を感じている人は多い。習近平と安倍首相では前者を独裁者とする声が圧倒的である。ファシズムは、資本主義を否定する国家社会主義である。「真に労働者の社会を作ろう」と主張するようになるかもしれない。ファシズムは解放運動になった。

貧困の若者が増えている。労働システムを変えていく。技術に対して給料を払う。日本は大学進学率が高過ぎないか。職業訓練的な高等教育があっていい。15歳や18歳で進路を選択できるか。今は大学を出ても、まともな就職口がない。それを問題とすべきではないか。ホワイトカラーの需要は、それほどない。

ドイツでは三つのコースに分かれている。ドイツでは大学に行かなくてもマイスターの資格を持てば親方になる。ドイツでは大人になってから大学に入る人も多い。ドイツの制度も面白い。日本も戦前の教育制度は複線型であった。日本の労働システムの現状を認識しなければならない。前提を無視して制度の表面だけを取り入れも問題である。

豊洲新市場工事は内田都議の利権になっている。国からの改革ではなく、地方自治体からの改革できるのではないか。教育制度の複線化の抵抗勢力になりそうなのが革新勢力である。多様性が大事である。

小池百合子・東京都知事の政策を是々非々で応援する。小池さんを持ち上げることも必要だろう。がっかりすることも多いだろうが、給付型奨学金や空き家活用などを公約として掲げただけでも素晴らしい。右翼と決め付けるべきではない。市民運動は皆のためになることを議論する。安倍さんは駄目でも自民党はいいという人もいる。



希望のまち東京in東部第105回市民カフェ「ワンルームマンション問題」

希望のまち東京in東部は2016年8月11日(木)、山の日に希望のまち東京in東部第105回市民カフェを東京都江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。今回は、ワンルームマンション問題、小池百合子都知事、深川9条の会靖国ツアーなどを話した。

株式会社ディアライフが江東区の狭い土地に9階建てのワンルームマンションを建設する。狭い道路に工事の大型車両が入ることは問題である。空き家を破壊して空き地にしてワンルームマンションを建設する。FJネクスト問題と同じである。いつまでスクラップアンドビルドが続くのか。

マンション投資は消費者が損している。教師や公務員、看護師などで世間知らずの人に勧誘電話で投資用ワンルームマンションを買わせている。逆に給料から出す赤字になっている。いずれ破綻する。ワンルームマンションを民泊に使われないように規制する区もある。ワンルームマンション投資家が民泊を始めても通報される。

住まいの貧困に取り組んでいるグループはシェアハウスを広げている。自分の住んでいる場所が住民の自由にならない。奨学金の問題が深刻である。雇用システムが昭和時代とは大きく変わっている。ジョブ型雇用を進めるならば、公的セーフティネットも整備する必要がある。労働の問題から政治を変える。

日本的経営の時代から非正規労働者はカウントされていなかった。今は生活費を稼ぐ人も非正規雇用になっている。昭和時代とは異なる状況である。働き方がおかしくなっている。集団的労働関係では救われない労働者もいる。その人の無理のない働き方で生活できる。労働組合で何とかなるならば、いい方である。昔から個人が配置転換などで労働組合に訴えても相手にされなかったということがある。働く状況は悪くなっている。アメリカと比べると権利意識が遅れている。

小池百合子都知事には空き家問題など良い政策もある。市民が小池都知事を応援することは良いことではないか。ここは意見が分かれるところであるが、増田候補と小池候補では小池候補を支持する。護憲平和イデオロギーを判断基準とするならば小池氏は許せないかもしれないが、政策とイデオロギーを区別する。教科書問題や日の丸君が代問題に取り組んでいる人々にとっては支持できないだろうが、是々非々で判断すべきではないか。

東京都知事選挙は市民の感覚が出てきたと積極的に評価したい。「自民党おかしいぞ」「市民団体おかしいぞ」「民進党おかしいぞ」「共産党おかしいぞ」と。そこに期待したい。有権者が何に期待しているかを受け止めたい。都知事選最終日の小池さんの池袋街宣を見に行った。若い女性が多かった。安倍政権への嫌悪感の受け皿になった。安倍政権への嫌悪感はある。小池都知事がどのような政策を行おうとしているか見ていく。都議会の動きも面白い。

山崎孝明・江東区長は豊洲市場開業見直しを批判している。これは江東区民の代表としては妥当である。既に土壌汚染対策で工期を延長させており、さらに工期を延ばすならば地元の負担、迷惑は大きくなる。支出は税金であり、土建業者が儲ける。開業見直し論は設計の不備などが中心である。

築地移転反対の論調は江東区民からは支持しにくい。豊洲が遠いというが、杉並区などから見て遠いと言っているだけではないか。土壌汚染も豊洲全体が汚染しているように喧伝している。反発する江東区民の多いのではないか。

市民派は東京都知事選挙を反省していない。どうせ次の選挙に際しても知名度の高い人を担ぐのだろう。何も学んでいない。総括は選挙結果で出ている。「反省しろ」の話だけである。全ての世代で小池支持が首位である。共産党支持層にも小池支持がいる。前回選挙で宇都宮氏に投票した人の3割が小池氏を投票した。鳥越氏への投票は5割のみである。

有権者が期待しているものは何かを考えなければならない。候補者擁立プロセスが不透明であった。市民が自分達の候補者を出さずに政党の擁立した候補に乗ってしまった。参議院銀選挙の一人区は政策から細かくやってきた。都知事選の候補擁立は、やっつけ仕事である。宇都宮健児さんは政党からのアプローチがなく、最後に「降りてくれ」と言われた。

「東京都知事選挙の結果をうけての希望のまち東京in東部の見解」は理性的である。抑えて書いている。安保法制廃止・安倍政治を許さない4・6市民大集会in江東実行委員会の打ち上げでは、もっと怒っている。小泉・細川は宇都宮さんに負けた。それなりに同じことを繰り返した。市民に力がないと引きずられるだけである。

正しいことを言っても票に結びつかない。サンダースも同じ苦労をしている。格差の問題を正しく伝えている。日々の活動が大切である。若年層の住まいの問題や労働条件などを大事な問題として出していくことが大切である。どのような選挙においても経済や暮らしの問題が大事である。

深川9条の会は「ひとりじゃ一寸行けない靖国ツアー でも行ってみたい8月のスポット」を8月11日、実施した。大鳥居に23名が集まり、深川教会の牧師さんから見学のポイントを聞いた。宗教者として靖国問題に関わってきた方である。明治維新以降、官軍、国家のために貢献した人の英霊を祀る神社。戦時中には富国徴兵保険会社というのがあり、かなり収益をあげて大灯篭を寄付したとのことなど説明された。

日本の戦争を、欧米から植民地にされたアジア諸国を開放するためのものと説明する遊就館を見学。出口に子ども達の描く戦闘機や従軍看護婦の絵が飾られていた。ショックであった。高江から戻られたばかりの古今亭菊千代さんは、沖縄の衣装で参加した。戦争する国へと加速する安倍政権に、先頭に立って戦う沖縄の人達。私達も逆行する日本に歯止めをかけなければと痛感した。

昭和天皇は靖国神社の親拝を止めた。自分も軍部の被害者と思っていたかもしれない。日本の歴史を振り返れば天皇家としてはA級戦犯を逆賊にすることがセオリーである。今上天皇は親を見て育ったのではないか。大人の汚さを知っているのではないか。裕福な家庭は戦争したいとは思わない。


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