市民派統一候補とイデオロギー

林田力

市民派統一候補の可能性について検討する。本論は都民参加への模索連絡会世話人会での問題提起を受けて検討するものである。文中の見解は全て個人の見解である。これは考えの整理のために書いている面もあり、ここで述べる見解に必ずしも固執するものではない。

ここではイデオロギーについて検討する。理念型としては大きく二つのスタンスに分かれる。一つは特定のイデオロギーをベースにせず、イデオロギーを超えた統一を志向する。宇都宮健児氏は「イデオロギーや政治的立場を超えた連携・連帯が大切」と述べている(『希望社会の実現』花伝社、2014年、31頁)。希望のまち東京in東部は規約第1条に「思想信条・支持政党の違いを超え」と記す。

もう一つは特定のイデオロギーを結集軸とするスタンスである。この場合、そのイデオロギーを何にするかで様々な立場に分かれる。社民リベラルというキーワードが挙げられることが多い。これもリベラルとは何なのか、社民+リベラルなのか、社民=リベラルなのか、様々な考えが成り立つ。

この二つは理念型であって現実は必ずしもバッサリと区別できるものではない。たとえば「官僚主導から政治主導へ」「コンクリートから人へ」はイデオロギーか政策か微妙である。それでもイデオロギーを重視して結集するか、政策を重視して結集するかはスタンスとして意味がある。

この二つのスタンスを検討する上での前提として、世の中には様々なイデオロギーを持つ人が存在する。この前提を踏まえるならば、イデオロギーを超えた統一の志向が穏当である。一方でイデオロギーを超えた統一は、イデオロギーの差異を前提にした、一歩腰の引いた統一である。党派選挙を射程に入れ、それに勝ち抜くことを考えると、イデオロギーによる結集への願望が出てくることは理解できないものではない。

イデオロギーによる結集を志向する場合に社民リベラル的なものが主張されることも理解の範囲内である。まず過去に社会党という大政党があった。それが縮小し、分裂している状況に問題意識を持つ立場が再結集を考えることは当然の戦略である。また、市民派統一構想では、その最右翼に穏健保守または草の根の新自由主義、最左翼に共産主義を位置づける傾向がある。この場合は社民リベラルが真ん中のポジションになる。

一方で社民リベラルを結集軸にすることには抵抗もある。まずリベラルは多義的な言葉で、それだけでは何も語っていないことに等しい。イメージ戦略として聞こえの良い言葉を使用することを排除するつもりはないが、最早リベラルという言葉は使い古されており、プラスのイメージもなくなっている。意味のあるものは社民であり、これは社会民主主義という明確な意味を持つ。

この社会民主主義を結集軸にする場合、社会民主主義者でない人はどうするかが大きな問題になる。経済成長一辺倒ではなく、福祉や環境を重視するという内容には市民派のコンセンサスが得られるとしても、それは社会民主主義からしか導き出せないものではない。わざわざ社会民主主義を結集軸に掲げることは支持を狭めてしまう。

この議論が混乱する要因として、社会民主主義の政治勢力が存亡の危機にあり、自らの生き残りをかけた再結集が求められていることがある。それは旧社会党の立場からは考えるべきことであり、もっと危機感を持って欲しいくらいであるが、あくまで旧社会党の話であり、市民派結集の大義にはならない。

そもそも旧社会党の多数が民主党へ移った理由は「社会主義や社会民主主義ではダメ」ということであった。これについては当時の政局で動いただけで思想的なものではないとの反論がある。しかし、民主党に移った側ではなく、残された側からの反論では、あまり説得力は感じられない。


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