佼成病院で経管栄養が速められる

林田力

立正佼成会附属佼成病院では入院患者の長男が入院患者の経鼻経管栄養の注入速度を勝手に速める事件が起きた。その後、患者は嘔吐した。勝手に速めた長男はとんでもないが、経鼻経管栄養の注入速度を管理していない佼成病院にも問題がある。

立正佼成会附属佼成病院裁判の証人尋問では佼成病院の医師が経管栄養の開始時刻・終了時刻を管理していないと証言した。

原告代理人「あなたがお勤めになっている病院では、経鼻経管栄養を鼻から入れて栄養を入れる作業を開始した時刻、それから終了した時刻の記録というのはつけてないんでしょうか」

佼成病院医師「みたいですね」(証人調書36-37頁)

経管栄養の注入速度は実施側が管理するものである。京都府・公益社団法人京都府看護協会『介護職員等喀痰吸引等京都府研修手順書(演習及びプロセス評価用)平成28年5月改訂版』「経管栄養の評価項目、評価の視点、実施手順」には「評価の視点」として以下がある。

「注入物・注入量・注入時間・経管栄養の留意点等の確認ができているか」

「氏名・経管栄養剤の内容と量・有効期限・注入開始時間・注入時間を確認できているか」

「注入物の滴下が適切かどうか、観察できているか」

医療従事者ではない介護福祉士が経管栄養を行うためには、この研修が必要であり、上記の内容は経管栄養を行う場合の基準である。実際に介護福祉士を名乗る人物のブログでは研修の模様が報告されている。そこでは注入速度を厳格に管理している。

「開始と同時に、時計の秒針を見ながら、滴下速度を合わせる。1分間に36滴を滴下する。10秒に6滴 5秒に3滴」

「1滴でも違うと時間も変わってくる。拘束時間も長くなる。速度が速いと下痢や高血糖症状を引き起こすという理由からだ」(『☆My Best of My Life☆』「研修覚え書き〜I実技編A〜その1〜」2014年1月14日)

経鼻経管栄養の注入速度は勝手に変更されてはならないものであるが、それは想定外の事態ではない。そのようなことが起こりうることも病院は想定し、対処しなければならない。

独立行政法人医薬品医療機器総合機構「平成23年度 第4回医薬品・医療機器安全使用対策検討会結果報告」(平成24年2月23日)の「ヒューマンエラーやヒューマンファクターに起因すると考えられた事例(医療事故)」No.52では誤ってクレンメを全開にした医療事故が報告されている。

「高カロリー輸液を42ml/hで手動で投与していた。2時に投与状態確認時、輸液ポンプを使用して投与していると勘違いし、クレンメを全開にした。3時の確認時、全量が投与されていることを発見した」

これは終了予定時刻を管理していたから、ミスに気付くことができた。佼成病院のような状況ではミスに気付くこともできなくなる。

さらに医療従事者の不正の問題がある。Webサイト「Yahoo!知恵袋」に2013年11月11日に看護師を名乗る人物から以下の投稿がなされた。

***

今の病院は経管栄養(czーhi)を白湯と混ぜて計600ミリリットルを20分で流します。しかも、20分で問題がなかった

らクレンメをほぼ全開にし15分で流す予定です。病院では15分で流せるか評価するって格好の良い言い方をしていますが、これは根拠を無視したただの人体実験にしか思えないのです。嘔吐が経管後に出現する方もいるんで、自分が経管を流すときは35分は最低でもかけるようにしていますが他のスタッフからはまだやっていたのって感じです。

***

「CZ-Hi」(シーゼットハイ)は高栄養流動食のことである。

この投稿に対して看護師を名乗る別の人物から以下の回答がなされた。

「まず、600ccの注入を15分から20分で滴下するなんてあり得ません。注入速度で嘔吐する、それが、誤嚥の可能性があることは勿論」

「この方法だと間違いなく、痰の量は増えてしまい、肺炎を起こすでしょう」

経管栄養の注入速度操作は患者の不心得な家族だけでなく、医療従事者の内部犯行としてもあり得る。実際、少し前に各地の病院で点滴への異物混入や袋に穴が開けられる事件が相次いで起きた。患者が安心して入院していられるように患者の安全を確保することも病院の責任である。病院の管理責任が問われる。


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