石田純一さん東京都知事選出る出る詐欺

林田力

石田純一さんは東京都知事選挙出る出る詐欺と言われても仕方のない結果となった。私は「一部の人々からは、一本化の動きを、特定人を候補者にしたくないがための錦の御旗として利用しているという底意が感じられてならない」と書いた。それを卑怯とも書いた。そこからすれば石田純一さんを擁立したいと思った人が擁立に動くことにとやかく言うことはないが、罪作りな結果となった。

石田さんは参議院議員選挙の投票日直前に参議院議員選挙への危機感を訴えた。それを評価する向きがあるが、これは明確なルール違反である。これは逆の立場で考えれば理解できる。もし右派系の論客が参議院議員選挙直前に都知事選挙出馬の会見を開き、中国の侵略の脅威をあおり、日本を守るために改憲派が改憲発議可能な議席数を占めることが決定的に重要であると論じたらどうするか。またはコーヒー豆やガソリン代不正支出疑惑のある議員や人殺し予算発言した議員のいる野党の危険性を訴えたらどうするか。これに対して、有名人を使った世論操作と批判しない人ならば石田会見に喝采する資格はある。逆に、これを批判して、石田純一さんを称えるならばダブルスタンダードになる。

東京都知事選挙への出馬を断念した事実も重ね合わせると、出馬会見は本気ではなく、別の意図があったとの見立てには説得力がある。それは「出る出る詐欺」であるとの批判を肯定することになる。そのような意図で会見を開催することは、真面目に都知事選挙に取り組もうとしている人々に失礼になる。

確かに石田会見によって、改革者の小池百合子さん対古い自民党都連・増田寛也さんという小池劇場の構図一色に染まりつつあった状況を変える効果はあった。しかし、効果があるというということで手段を選ばない陰謀を支持していいか疑問がある。さらに市民派の狭い世界で喝采されることでも、一千万都民のコモンセンスからどのように評価されるかは別である。

仮に石田さんが本気で出馬される場合には克服すべき課題がある。息子のいしだ壱成さんが大麻取締法違反(大麻所持)、麻薬及び向精神薬取締法違反(LSD所持)で懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を受けている。親と子は別人格であり、子の犯罪に連座させることは不当ですが、高知東生さんや清原和博さんの事件が記憶に新しい中でネガキャンの対象になり得る問題である。

本気で出馬されるならば他の候補者以上に薬物犯罪に厳しい姿勢を打ち出すことが求められた。それが彼の本気さを伝えることにもなる。逆に、それができるならば評価します。どのような政治勢力の政治家であろうと、良い政策は良いと評価するだけの公正さは持ち合わせている。

都政への関心事として治安が上位に上がっており、薬物犯罪は社会的関心の高い問題である。危険ドラック吸引者による暴走運転で無関係の通行者が死傷した事故が相次いだように自己責任では済ませられない問題である。私も石田純一さんの名前の出る以前から薬物犯罪には問題意識を有していた。薬物犯罪への厳しい姿勢を打ち出せば、市民派が疎かにしがちな治安分野で逆にアピールポイントになる。

問題は「薬物犯罪などに興味はない。そんなことよりも戦争法が重要だ」というような意識が一部市民派に見られることである。それでは生活保守が多いとされる都民の支持を得られない。薬物犯罪を些事とする論理は憲法や原発に関心の偏っている市民派の中で通じる議論で、薬物犯罪をスルーする方が広い世間には通用しない。

さらなる問題として、市民派が薬物犯罪に甘い意識を有しているのではないかと受け止められるとしたら致命的である。性のモラルの観点からの疑問は他の方から指摘されました。それと相まって、フリードラッグ・フリーセックスの解放区文化の復権のようなイメージを持たれたならば、生活保守が多いとされる都民は拒絶反応を示すだろう。

都知事選出る出る詐欺

「出る出る詐欺」は出ると言って出ないことを揶揄する言葉である。現代ではオレオレ詐欺が有名であるが、オレオレ詐欺以前から存在する言葉である。任天堂はスーパーファミコン(スーファミ)を1988年11月21日に発表し、1989年7月発売予定としたが、中々発売されなかった。これが「出る出る詐欺」と揶揄された。結局、スーファミは1990年11月21日に発売された。

スーファミの発売の遅れが単なる遅延ではなく、「出る出る詐欺」と揶揄される理由は、そこに悪質さを見出すことができるからである。競合のセガはメガドライブを1988年10月29日に発売している。その直後にスーパーファミコンが発表されたためにメガドライブを購入しようと思った消費者やメガドライブ用のゲームソフトを制作しようとしたゲーム会社に思いとどまらせる効果が生まれた。これによって任天堂は16bit家庭用ゲーム機のシェア争いを有利に進めることができた。

都知事選「出る出る詐欺」は、この応用である。犯罪であるオレオレ詐欺を連想すると非常に悪質性の高い所業のように受け止められるかもしれないが、由来はスーファミ発売遅延である。

都知事選に出馬すると期待させて出馬しない詐欺である。日本海賊TV「金八アゴラ」(2016年6月26日)において、蓮舫参議院議員に対して使用された。詐欺と評する理由は参議院議員選挙告示前に注目を集めることで、参議院選挙を有利に運ばせたいという意図が見え隠れするためである。この「出る出る詐欺」は右翼・左翼・保守・革新問わず公平に適用される言葉である。百田尚樹さんも「出る出る詐欺」と揶揄された。

ここから石田純一さんにも「出る出る詐欺」の評価を下される。むしろスーファミの事例に忠実になるならば石田さんこそ「出る出る詐欺」に値すると言いたいという要素がある。スーファミの「出る出る詐欺」は競合製品に買い控えを生じさせる効果があった。石田会見も野党統一候補の期待を生じさせ、事実上選挙戦の準備を進めていた他陣営の動きを鈍くする効果があった。

石田会見の反応を見て四野党幹部も野党統一候補への需要はあるという確信を持ち、本来ならば遅過ぎる筈の参院選後の統一候補擁立という賭けに出ることができたのではないか。あくまで野党統一候補を目指していた人々にとっては期待通りの効果になっただろうが、目的のためには手段を選ばない手口に対して「出る出る詐欺」と主張したい。

一方で石田さんを「出る出る詐欺」と評価することは酷ではないかとの指摘もあるだろう。この点について以下で検討する。管見は「出る出る詐欺」に該当すると考えるが、蓮舫参議院議員などと比べて境界事例であることは認める。

第一に「出る出る詐欺」は出馬断念とは異なる。出馬意欲はあるが、資金面その他の事情で出馬を断念する人は「出る出る詐欺」にはならない。このように石田さんを解するならば「出る出る詐欺」にならない。しかし、野党統一候補という当人がどれほどの確度を有していたか怪しい条件を付したところからは「出る出る詐欺」に該当すると考える。

第二に「出る出る詐欺」は行為者の故意を重視しない。出ることを期待させられて裏切られたという失望を抱いた側の視点の表現である。任天堂にしても意図的に発売を遅らせたとは絶対に認めない性質のものである。故に石田さんが市民団体の人から吹き込まれて本気で出馬する意図があったとしても、常識的にあり得ない状況であったのに出馬会見を開いたならば期待させられた側からは「出る出る詐欺」になる。

第三に「出る出る詐欺」は私益目的か公益目的かは重視しない。任天堂や蓮舫参議院議員の「出る出る詐欺」は私益を図っていた。これに対して石田さんの場合は参院選への危機感であり、本人には一文の得にもなりそうもないことである。しかし、本人にとって、さらには多くの人にとって公益的な目的であろうと、「出る」という名目で注目させて別の利益を図る点では重なる。

石田さんとしては第二の「常識的にあり得ない状況であったのに出馬会見を開いた」とするところが救われる道だろう。芸能界で生き残るためには考えなしに思いつきで行動したと軽薄男のキャラクターを出すほかないだろう。元々、軽薄男のキャラクターであった。配偶者からも「自業自得」と評されている。

間違っても石田さんを労働組合運動犠牲者のように扱うべきではない。それは石田さんを芸能界に戻れなくしてしまうことになる。制服向上委員会のような立場でしか活動できなくしてしまう。市民運動家にとっては、その方が運動の発展に好都合かもしれないが、それは罪作りである。

林田力

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