市民の声・江東の区政報告会

市民の声・江東の区政報告会が2015年8月9日、江東区大島の総合区民センターで開催された。最初に清掃事業に関するDVDを放映した。市民の声・江東では11月に廃棄物関係のスタディツアーを予定している。

中村まさ子江東区議会議員の報告である。江東区議会の正副議長は共に女性になった。これは珍しいが、いいことである。「女性二人で頼りないが宜しくお願いします」と挨拶したが、謙遜のつもりかもしれないが、男女共同参画を進める立場として、それはないと思った。

企画総務委員会と医療・介護保険制度特別委員会に所属している。落札率100パーセントの入札契約があった。橋の工事ができる企業が少ないとの答弁であった。二社が応札し、一社は辞退した。

マイナンバーに反対している。マイナンバーのための条例改正案にも反対した。住基カードは人口の8パーセントしか持っておらず、公共事業として失敗した。マイナンバー制度学習会を9月10日6時半から総合区民センターで開催する。講師は白石孝さんである。

中学校の男女混合名簿が進んでいない。幼稚園や小学校では進んでいる。介護保険の所得金額が160万円以上の人の利用者負担が1割から2割になる。160万円は高額所得者とは言えないのではないか。

土地開発公社評議員会のメンバーになっている。主に幹事長がメンバーになっている。竪川沿いの道路拡幅のための土地買収事業をしている。課長の説明に誰も質問しない。それで費用弁償三千円が出る。課長は質問したら一生懸命教えてくれる。

配布資料の「中村まさ子の区議会レポート」(2015年7月11日)は希望のまち東京in東部の陳情を含む安保法制関係の陳情審議に言及している。「残念ながら委員会では初回の審査ということで、慣例として十分な内容に入らず、継続審査とされましたが、この時期に議論しなければ時期を逸してしまいます。委員会運営の在り方に疑問を感じます」

続いて前田かおる元江東区議会議員の報告である。戦争法案反対の取り組みを説明した。戦争法案反対の取り組みを説明した。政府は集団的自衛権を従来の解釈の延長上で合憲と主張する。説明が足りていないと多くの人が感じている。地域で反対の声を広げる。6月に辺野古基地建設反対・法案反対集会を開催した。過去の戦争で甚大な被害を受けたのは沖縄である。錦糸町から亀戸までデモ行進した。共感が広がっている。最初の一歩を踏み出す人が出ている。

清水雅彦さんの講演会を開催した。明文改憲の反発を受けて解釈改憲に変更した。他の国が攻められた際に自衛隊が出てくる。9条だけが問題ではない。その時々の政府の考えで、どうにでもなってしまう。戦争法案に反対する江東緊急行動は「戦争法案は許さないぞ!江東連続行動」を毎週土曜日正午から主に亀戸駅北口で開催する。

議会に傍聴に行かれた方は驚く人が多い。活発に議論されていると思っていたが、黙って座っている議員が少なくない。江東区議会は委員会の開催回数が23区で最も少ない。2、3ヶ月に一回位である。民間に置き換えれば、次の会議は三ヶ月後というペースは、やる気のない会社になる。江東区も昔は月一回以上開催していた。

前田氏は最後に超高齢社会の現実を語った。独り暮らしの高齢者が増えている。部屋から異臭があると調べたら、孤独死が発見された。2ヶ月経過していた。行政は地域のことを地域にさせようとしているが、5年後10年後はどうなるか。80代の高齢者を70代の高齢者が見守っている。

市民の声・江東・区政報告会

市民の声・江東は2014年7月26日、区政報告会を東大島で開催した。最初に中村まさ子・江東区議会議員が報告した。東京オリンピック・パラリンピックは区長が盛り上がっているが、職員はクールである。駆り出されるのではないかとの思いもある。東京都の競技場見直しによって、江東区の競技場が減る可能性がある。

江東区の歳出の最大は扶助費である。これは社会保障関係で、特に保育関係が増えている。物件費は民間委託の費用である。公債費は借金の返済で、これは少ない。健全財政と言える。区側は財政基盤が不安定と答弁することが多いが、他の自治体と比較してはるかに健全である。

今年度の江東区の重点事業として、避難行動要支援者名簿を作成する。北砂で不燃化を促進する。建て替えは好ましいが、個人の私有財産との兼ね合いが難しい。

江東区は保育所を作ってはいるが、待機児童増加に追いつかない。全国初のサテライト保育所はニュースになった。待機児童解消にどれだけ役に立っているかは未だ評価できない。

教育問題については教師を雑用から解放して少人数学級にして子どもと向き合う時間を増やすべきと考える。スクールソーシャルワーカーは江東区に一人しかいない。子どもの貧困が深刻になっており、スクールソーシャルワーカーを増やすべきである。

マイクロ水力発電を横十間川親水公園に設置する。再生可能エネルギーのシンボルにする。江戸切子などを江東ブランドに認定する。

都外に転出した税金滞納者の実態調査を民間債権管理回収業者に委託する。税金滞納情報はセンシティブであり、個人情報管理に不安がある。

野々村県議の問題で政務活動費がクローズアップされている。江東区は議員一人当たり月額二十万円で、会派に支給される。政務調査費から政務活動費に代わり、議員の調査研究に、その他の活動も加わり、拡大解釈が可能になった。町会の新年会への参加も区民の声を聞くという名目で、政務活動費で支出する議員もいる。私は、そのようなことはしていない。

江東区の政務活動費は23区でも多い方である。年間に何百回もタクシーを利用する例がオンブズマンの調査で明らかになった。江東区は収支報告書をインターネットで公開している。

また、会議出席で日額三千円の費用弁償がある。報酬の二重取りと批判されている。廃止している自治体もある。

政務活動費の全てを不正の温床とされると厳しいものがある。必要な経費には支出を認め、不正が行われないシステムにする必要がある。

中村議員の報告は区政全般に渡っており、勉強になった。無所属議員として文字通り全区の代表であり、区政全般を見ている故のものである。税金滞納者の実態調査の民間委託に懸念を示されたが、社会問題になったサラ金の取り立てのようなことが行われたならば問題である。

江東区議会でも区税の徴収率が高いことを誇りに思うという発言がなされたことがあった。他の納税者との公平を考えれば滞納を放置すべきではないが、サラ金の取り立ても「借りた金を返すことは当然」から始まっている。江東区に対して宇都宮健児の出番が生じることがないように願う。



続いて前田かおる前江東区議会議員の報告である。都議会セクハラ暴言は議会が男性中心であることが問題である。国会議員の女性割合も世界的に見て低い。日本の風土では片付けられない問題である。選挙制度にも問題がある。クォーター制を取り入れた国では女性議員の割合が上昇している。小選挙区制も女性議員増加を妨げている。女性が立候補しやすくなるような制度設計が必要である。

暴言議員は議会でまともに働いていない。議会での質問回数は少ない。議会で暇をしているから、他の人へのチョッカイに熱心になる。議員報酬を下げたら男性の候補者が減った自治体がある。高すぎる報酬も男性議員への偏りを招く。江東区は選挙管理委員や教育委員が女性ゼロである。

社会福祉法人あそか会で前常務理事が入札をせずに親族会社に仕事を回していた。社会福祉法人が金儲けに使われることが増えている。

江東区の給食放射能検査は、学校給食は月四回実施するが、保育園は牛乳のみである。署名を集めている。

2014年東京都知事選挙は江東区を含む東部地域で宇都宮健児さんの得票が増えた。投票に行かなかった理由は雪などが大きい。高齢者は病気や体調が半数以上を占める。インターネット利用者は多いが、投票の参考にした人は少ない。宇都宮さんの票を増やせたことは嬉しい。

前田前区議の報告では社会福祉法人の問題に切り込んだ。これはブラック介護にも通じる問題である。少なくとも選挙期間中は、どの政治家も福祉の充実を訴えるが、内実まで考えられることは乏しい。福祉の充実は好ましいことであるが、福祉に力を入れすぎて財政破綻という神話も根強い。充実するだけでなく、適正な資源配分が必要である。社会福祉法人の問題は有意義な視点と考える。



最後に宇都宮健児氏が話した。前田さんは都知事選挙で会計という地味であるが、重要な役割を担当した。前田さんに江東区議会を浄化して欲しい。

希望のまち東京をつくる会は選挙後も解散しないで活動を続けている。希望のまち東京をつくる会の政策は都政にも影響を与えている。コンパクトで環境に配慮したオリンピックにすべきと主張した。舛添要一都政になって競技場の見直しが進んでいる。

選挙では自治体外交を提言した。桝添知事は北京やソウルを訪問しており、影響を与えたのではないか。良い政策はどんどん利用して欲しい。選挙で一定の得票を得ることは意味がある。

都政監視委員会は都議会を傍聴して監視しなければならないと問題提起している。引き続き都政を変える運動を皆さんと取り組んでいきたい。


林田力

江東区地名

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