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HAYARIKI林田力:モーニング娘。ハロプロ

モー娘。高橋愛が韓国ドラマ「アクシデント・カップル」吹き替え

韓国ドラマ「アクシデント・カップル」が2010年9月20日からフジテレビの「韓流α」で放送を開始した。モーニング娘。の高橋愛がヒロインのハン・ジス(キム・アジュン)の吹き替えを担当する点も話題である。
「韓流α」は昼の韓国ドラマ枠である。「私の名前はキム・サムスン」などコメディ系のドラマ選定が多い点が特色である。日本で韓流現象を最初にもたらした作品は切なく悲しい「冬のソナタ」であるが、韓国ドラマはコメディも底抜けに面白い。韓国社会の元気さを実感できる作品が多い。
「アクシデント・カップル」はトップ女優と平凡な郵便局員ク・ドンベク(ファン・ジョンミン)の契約結婚を描いたラブコメディである。韓国KBSで2009年に放送された作品で、日本放送とのタイムラグが短い点も韓流ファンには嬉しい。
スターと一般人の恋という点では同じ「韓流α」で放送された「ラスト・スキャンダル」の男女逆転版である。また、格差カップル・契約恋愛という点では、やはり「韓流α」で放送され、キャリアウーマンとフリーターの恋を描いた「タルジャの春」に通じるものがある。
高橋にとってドラマ声優は初挑戦である。ジスは高橋よりも年上の設定であり、当初は演じられるか悩んだという。童顔の高橋は実年齢以上に幼いイメージがあり、2009年に初主演したドラマ「Q.E.D.証明終了」では実年齢より5歳も若い女子高生役を自然に演じたほどである。
「アクシデント・カップル」での高橋の声は、やはりアジュンに比べると幼く聞こえる。但し、一般に韓国人俳優の声は日本人声優の吹き替え音声よりも太く低く聞こえるものであり、不自然ではない。
表現力の豊かさは高橋が演じた朗読劇『私の頭の中の消しゴム』で高く評価された通りである。序盤ではトップ女優として感情を表に出さず、抑制された声音を演じていた。ドラマが進むにつれ、感情を顕わにするシーンも増えていった。泣くシーンでも泣き声に過度に頼らず、声音で悲しさを表現していた。キュートな高橋とビューティーなアジュンでは雰囲気が異なるが、次第にアジュンが高橋に見えてきたから不思議である。

モー娘。田中れいなは沖縄でも「はぶられいな」

女性アイドルグループ・モーニング娘。の6期メンバー・道重さゆみ、亀井絵里、田中れいなが2010年9月28日から沖縄県の石垣島に撮影の仕事で出かけている。道重や田中の公式ブログから判明した。
亀井は中国からの留学生メンバー・ジュンジュンやリンリンと共に2010年秋に行われるコンサートツアー「ライバル サバイバル」を最後にモー娘。を卒業することが決まっている。亀井の卒業は同じ6期メンバーの道重、田中にとって衝撃が大きい。6期メンバーにとって残り少ない日々を同期で過ごす貴重な思い出作りの旅行となったが、ここでも田中れいなが仲間外れになる「はぶられいな」現象が見られる。
メンバーの追加や卒業を繰り返すモー娘。では同じオーディションでメンバーに選ばれた同期の絆は強い。特に6期メンバーはモー娘。がオーディション落選組から国民的アイドルグループとして絶頂に登りつめた後での加入であり、それまでのメンバーとは経験的にギャップがある。
必然的に同期3人でまとまることが多くなる。仲良しの3人であるが、3人組は2対1になりがちである。亀井と道重が一緒で、田中がハブられているシーンも多く見られた。この現象は田中の名前に絡めて「はぶられいな」と言われている。
道重の9月29日のブログ記事「おはよ〜」では「昨日は、沖縄の夜を、沖縄のホテルで、亀井えりと二人、楽しみまくってしまぃました」と書かれている。「何もかもが昨日の夜は、二人で超楽しかった」とあり、田中は全く登場しない。
一方で田中の9月29日のブログ記事「一緒に満喫するためょ?」では3人が市場でアイスを食べた時の写真が掲載されている。ここでは3人が写っているが、道重と亀井だけ食べかけのアイスを持っていて、田中は持っていない。
田中もアイスを食べていたが、溶けるのが早すぎて手がビチャビチャになりそうだったために写真撮影前にマネージャーに渡したという。そのような説明があるものの、写真だけでは田中だけはアイスを食べられず、見ているだけ状態に見える。このように一人だけ別行動をしていても平気な点が田中のスター性であり、「はぶられいな」と見られる一因になっている。

元モーニング娘。紺野あさ美が女子アナ内定

元モーニング娘。の紺野あさ美がテレビ東京からアナウンサーとして2011年度入社の内定を得た。ハロー!プロジェクトのオフィシャルサイトで2010年10月1日に発表した。オフィシャルサイトでは以下のように述べている。
「私、紺野あさ美は、モーニング娘。を卒業し、大学進学を目指す時から目標にしていた「夢」を叶えることができました。」
紺野は2001年8月に第5期メンバーとしてモー娘。に加入し、大学進学を理由に2006年7月に卒業した。卒業時には「私には夢があります。憧れの職業をめざして、大学受験します。」と述べていた。紺野はテレビ東京系列のハロプロ冠番組「ハロー!モーニング。」のニュースコーナー「ハロプロニュース」「ハロプロワイド」「ハロプロアワー」でキャスターやレポーターをしていた。そこでアナウンサーになりたいという夢を抱いたのかもしれない。
アイドルを目指してオーディションを受け、アイドルになった。そして大学進学を理由に卒業し、その言葉通り、慶應義塾大学環境情報学部に入学した。さらに今回の内定取得で憧れの職業を具体化させた。非常にチャレンジングな人生である。モー娘。は夢を目指す女の子のサクセスストーリーを体現しているところが人気の一因である。そのモー娘。のサイドストーリに紺野は一際大きな花を添えた。
何しろ紺野はモー娘。在籍時は、それなりに人気メンバーであった。オーディションではプロデューサーのつんく♂に「歌もダンスも赤点」と言われたものの、そのこと自体が4人もいる5期メンバーの中で存在感を主張していた。その後も食いしん坊キャラや秀才キャラとしてキャラクターを確立し、アグレッシブなメンバーが多いモー娘。の中では貴重な癒し系でもあった。積極的に自分を前に出す方ではなかったが、相手の方から注目してしまうという独特のオーラを展開していた。
その紺野が国民的アイドルグループの地位を捨て、高校にも通っていなかったのに大学受験に挑戦し、就職活動まで行った。その夢を実現する強い意思と実行力には驚かされる。ちょうど女子アナのフジテレビの高島彩アナウンサーが「めざましテレビ」を卒業するタイミングでの内定である。紺野によって女子アナの新時代が始まる予感がする。

紺野あさ美と高橋愛は交わらないライバル

モーニング娘。第5期メンバーで対照的なライバル関係の二人を挙げるならば、紺野あさ美と高橋愛である。
高橋は最近では韓国ドラマ『アクシデント・カップル』の吹き替えに挑戦して話題になった。この話題の直後に今度は紺野がテレビ東京からアナウンサーとして2011年度入社の内定を得たと発表した。高橋と紺野は直接交わらないものの宿命めいたライバル関係を想起させる。
二人とも「LOVEオーディション2001」に応募し、2001年8月にモー娘。第5期メンバーとして加入した。オーディション合格発表時点でのプロデューサー・つんく♂の説明が興味深い。
高橋に対しては以下のように述べた。
「歌が上手だという印象があったんですが、リズムは少し甘いところがあって、これから、そういうの、戦っていかないけないな、って自分でも分かっていると思います。すごく良かったなって思ってるのは、訛ってるところ。その訛りをこれからも直さないで頑張って欲しい。」
これに対して、紺野には手厳しかった。
「ダンスはリズムが弱くて、声の通りも悪くて、歌のノリもなくて、もう、どうしようもない劣等生」
「結果的に赤点取ったんですけど、僕はそいつの可能性と、最初に出会った時のインスピレーションを僕の中で信じて、賭けて、これから、本人も言うてました、努力するところを見てほしい、って言うのを見ていきたいです」
つんく♂は高橋の歌唱力について問題点を指摘しつつも高く評価する。これから自分と戦っていかなければならないというプロデューサーの期待に高橋は見事に応えた。モー娘。のエースとして十分に活躍している。モー娘。のエースと言えば安倍なつみや後藤真希を想起するが、高橋の活動歴は彼女らよりも長い。しかも、高橋はリーダー兼エースであり、モー娘。を引っ張る存在になった。
一方で福井訛りへの評価はバラエティー要員としての期待があったと思われるが、こちらは不発であった。高橋の独特なイントネーションが音楽番組「うたばん」で石橋貴明から「テッテケテー」と揶揄されることがあったが、その程度である。トークの話題が広がらず、いじられることも少なかった。これは安倍の北海道弁がファンの口真似に利用されても、バラエティーで大盛り上がりにならないことと似ている。
つんく♂は紺野を赤点と評価したが、本当に赤点ならば合格させる必要はない。うがった見方をすれば紺野へ注目を集め、サクセスストーリーを作るための演出とも考えられる。紺野が努力し成長するドラマを見せようとしたのではないか。しかし、これも不発であった。紺野は最後まで歌もダンスも弱いメンバーであった。アナウンサーとしても「あの声量で大丈夫か」と疑問の声が出ている。
一方ではバラエティー的には秀才キャラや食いしん坊キャラなどキャラクターを確立した。プロデューサーの赤点評価を逆手に取り、できていないのに「完璧です」と答えるネタも生まれた。高橋に期待されたバラエティー要素は紺野が担当し、紺野に期待された努力により歌手として成長するというサクセスストーリーを高橋が担当するという逆転した結果になった。
高橋と紺野は性格的にも対照的である。モー娘。活動歴最長の高橋は温和である。それは高橋がリーダーになったモー娘。の状況が示している。芸能界の「売れている」基準では高橋リーダー時代のモー娘。は低迷となるが、メンバーはマイペースで楽しそうにやっている。最近ではAKB48と比較されることも多いが、どちらがメンバーにとって幸せかは人によって異なるだろう。
これに対して紺野は癒し系に見えるものの、激しさを秘めている。フットサルでの激しさは有名である。そのような激しさがモー娘。を卒業してアナウンサーを目指すという行動の原動力となった。別々の人生を歩む紺野と高橋の行く末に注目したい。

肉体も精神も変わっていない中澤裕子

ダイエットのコマーシャルでデビュー時と変わらない素敵な肢体を披露している元モーニング娘。の中澤裕子が2010年9月25日にNHK教育で放送された中学生日記「ぶっちゃけトーク "神友"がほしい!?」にゲスト出演した。そこでモーニング娘。在籍当時と全く変わっていない中澤の親友観を披露した。
「ぶっちゃけトーク」は、その名のとおり、中学生は本音でトークする番組である。今回のテーマは「親友」であるが、最近の中学生は「神友」「心友」「信友」などと様々な呼び方を使い分けている。「相手も親友と思っているか不安」「親友に裏切られた経験」など、友人関係の悩みも語り合った。
番組で中澤は自分の親友について高校卒業後に知り合ったと説明する。そして親友について辛い時に一緒にいてくれる人と語った。これはデビュー当時からの一貫した話である。
中澤はデビューのきっかけはASAYAN女性ロックヴォーカリストオーディションであるが、その応募用紙の質問「自慢できるコト」に「すごくいい友人がいる」と回答している。中澤がオーディションに落選した時、その友人は残念会と称して徳島旅行を企画した。徳島では海水浴をしたため、モーニング娘。結成のために召集された際はコンガリ日焼けしていた。
番組では「ネットの友達だけでなく、リア友(実生活の中での友達)が欲しい」という中学生に対し、中澤が「相手が分からないと友達になれない」と応じていた。これも中澤らしい反応である。かつて中澤はパーソナリティを務めたニッポン放送のラジオ番組「中澤裕子のAll Night Nippon Super!」でも顔の分からないメル友に対して否定的であった。
モーニング娘。を取り巻く状況は中澤在籍当時と大きく変わったが、中澤自身は変わっていないようである。

くら寿司とコラボするモーニング娘。の不運

低迷感の漂うモーニング娘。であるが、またもやケチがつきそうな予感である。
モー娘。は回転寿司チェーン・無添くら寿司とのコラボレーション「むてん娘。プロジェクト」を展開している。「むてん娘。」として2010年10月27日には「あっぱれ回転ずし!」をリリースする。
これはモー娘。にとって久々の明るい話題となるものであった。モー娘。は明るく突き抜けた曲が魅力である。『LOVEマシーン』や『恋のダンスサイト』が典型である。現在は放送作家として出発し、文学的表現にも富む秋元康が作詞するAKB48の曲がアイドル市場を席巻している。その中でハチャメチャな詩はモー娘。の独自性を際立たせる。
しかし、無添くら寿司を経営する、くらコーポレーションにマイナス材料が生じた。くらコーポレーションが内定辞退を強要しているとテレビ報道されたためである。内定者向け合宿研修で、長文の社訓「くら社員三誓」を35秒以内で暗唱するよう求め、できなかった内定者に帰宅を求めたとする。
この報道は大きな衝撃を与えたが、くらコーポレーションは2010年10月13日に「TBS『NEWS 23クロス』での放映について」と題する文書を公表して反論した。そこでは内定辞退強要を否定するだけでなく、以下のように法的措置の検討にも言及した。
「既に顧問弁護士にも相談し、法的措置をとるべく検討しております。」
さらに、内定者の姿勢も批判する。
「内定者の中には、社会における基本的な姿勢がまったく身に付いておらず、『社会人となって働く』という自覚をもたない人が多数存在します。」
この強硬な文書は逆効果であった。インターネット上では燃料投下となり、くらコーポレーションへの批判が活発化している。
モー娘。(というよりもプロデューサーや事務所)は過去にファンから強く批判されたことがある。それは最初のメンバー増員に対してであった。今でこそメンバーの加入・卒業が当たり前になっているが、結成当初は異なっていた。シャ乱Q女性ロックヴォーカリストオーディションで落選したものの、見込みのある5人で結成されたグループであった。ファンは夢を目指して進む彼女達を応援していた。そこに突然、メンバー増員が発表された。多くのファンは激怒し、増員反対の署名運動も起きたほどである。
そこには真面目に歌手を目指して活動する彼女達を弄ぶことでビジネスにする事務所の醜悪さへの怒りがあった。これは内定辞退強要報道で企業に抱く怒りにも通じるものである。無添くら寿司には不買運動の声も出ており、対応を誤ればモー娘。にも飛び火してしまう危険がある。

元モー娘。紺野あさ美がシンポジウムで環境を語る

元モーニング娘。の紺野あさ美は2010年10月24日、2010年連合三田会大会の環境シンポジウム「日本の次の羅針盤〜低炭素社会を考える」にゲストとして登壇した。紺野は慶應義塾大学環境情報学部に在学中で、2010年10月1日にテレビ東京のアナウンサーに内定したと発表していた。当初、紺野は連合三田会の福引の抽選をする計画であったが、変更された。
このシンポジウムは昨今注目されている地球温暖化問題をテーマとした低炭素社会を考えるものである。コーディネーターは神保重紀・日経BP社環境局プロデューサー、パネリストは小林光・環境省事務次官、黒田章裕・コクヨ社長、佐藤春樹・慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授という重々しい顔ぶれの中でのゲストである。司会は中野美奈子・フジテレビアナウンサーである。
黒田社長はコクヨのエコライブオフィスを紹介した。これはフロア内で樹木を配置するなど自然や季節をいつも身近に感じられるオフィスである。これに対し、紺野は「緑のあるオフィスは素敵。自然の下での会議は楽しそう」とコメントした。
また、自ら実施している環境への取り組みを質問されると、エコバックを使用していると答えた。「最近のエコバックには、かわいいものがある。どれだけ楽しくエコができるかが大事」とコメントした。
環境という硬いテーマを扱い、企業や社会レベルの話題にも言及されたシンポジウムであったが、紺野のコメントによって貴重な消費者目線が加わった。この点は登壇者の中で世代的には近い中野アナとも異なっていた。中野アナのコメントは自分の仕事上の話題であった。フジテレビではゴミの分別が厳しくなったという。分別できていない部署は社内に貼り出される。また、資料が大部で、綴じる時に使用したホッチキスのゴミが多いとも指摘した。
現代のような工業化社会では人は生まれてから死ぬまで消費者としての側面を持つ。しかし、日本では学生や専業主婦などを除き、消費者よりも職業人としての意識が強くなる傾向がある。それの極端な例が会社人間や社畜という歪んだ存在である。この点で紺野のコメントは社会人となる前の学生ならではの視点である。一方で紺野はモー娘。として社会人経験もある。それにも関わらず、消費者目線で語れる点は優れている。これは女子アナになっても持ち続けて欲しい要素である。
紺野はモー娘。時代からバラエティーに強く、女子アナとしてもバラエティー担当を期待したくなる。しかし、紺野のバラエティー的な面白さは、いじられキャラ的なものである。これはアイドルとしては良いが、芸能人の面白さを引き出す役回りのアナウンサーとしては問題がある。また、トップアイドルグループの座を捨てて大学進学を選択した紺野にとってもバラエティー番組に出演したいからアナウンサーになった訳ではないだろう。この点で福引き抽選よりも環境シンポジウムを選択した紺野には合理性がある。

モーニング娘。韓国人蔑視写真騒動の深層

女性アイドルグループ・モーニング娘。の田中れいなの公式ブログ「田中れいなのおつかれいなー」で韓国人蔑視と受け止められる写真を掲載し、謝罪するという騒動が起きた。これは日本社会に蔓延する恥ずかしい感情「嫌韓」心理を理解するヒントを提供する。
田中の公式ブログでは同期メンバーの亀井絵里、道重さゆみと一緒に撮影した写真を掲載した。そこでは亀井や田中が韓国人のイメージとしてツリ目のポーズをしている。これが韓国ネチズンから批判された。問題のブログ記事は翌日削除されたが、韓国だけでなく、台湾でも報道されるなど国際的な騒動に発展した。
今や日本の音楽シーンも少女時代やKARAなど韓流アイドルに圧倒されている。この状況を踏まえ、韓国ネチズンからは「他人を攻撃することによって劣等感をカバーしようとする日本人の心理」との分析も提示された。その後、道重と田中は2010年11月4日に各々のブログで以下の謝罪文を掲載した。
道重「私は最近、考えが足りず人を傷つけるようなことをしてしまいました。傷つけてしまった人には本当に申し訳なく思っています、ごめんなさい。」
田中「このたびは私のブログの中で不適切な表現があり、一部の方々に不愉快な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。今後このような事のないように十分に気をつけます。」
また、翌5日には田中のブログ上で亀井が以下の謝罪文を掲載した。
「今回は私の未熟さから不適切な行動をとってしまい、そのことによって傷つけてしまった人がいたり、騒がせてしまって本当に申し訳ありませんでした。ごめんなさい。」
彼女達の言動に問題があったことは明らかである。しかし、韓国人を揶揄する意図があったとしても、彼女達の意識は民族というような大きなものではなく、もっと身近なものに向いていた可能性が高い。
モー娘。リーダーの高橋愛は韓流ファンで有名である。2010年は夏休みに韓国旅行し、韓国ドラマ「アクシデント・カップル」の吹き替えにも挑戦した。韓国のアイドルグループBIG BANGのファンとも公言している。高橋の公式ブログ「I am Ai」では騒動中の11月2日に「プルコギ鍋。」と題する記事を掲載し、プルコギ鍋を食べたと述べている。
その高橋はモー娘。のリーダーであるだけでなく、センターでもある。SMAPの中居正広と木村拓哉を一人で兼ねるようなポジションである。高橋は2010年9月14日に初代リーダーの中澤裕子のデビュー時と同じ24歳になったが、中澤のように後輩メンバーから年齢ネタでいじられるような隙がない。モー娘。の顔であり続けている。
これは高橋の実力を示すものだが、後輩の成長が妨げられている面もある。モー娘。は、メンバーの加入・卒業を繰り返す中で成長してきた。高橋トップ体制が長期化した結果、停滞感が生まれたことは否めない。モー娘。の中で高橋一人が目立つ状況はファンの間で「タカハシステム」とも称されている。
6期メンバーの田中、道重、亀井は各々アイドル的人気を有し、タカハシステムで割りを食っている。特に田中は歌唱力に定評があり、加入時から次期センターの期待も高かった。このタカハシステムによる閉塞感が意識的か無意識的かは別として高橋の好きな韓国を蔑視するという形になったのではないか。
このように考えると田中の過去の筆禍事件とも共通する。田中は2010年4月30日に新約聖書をもらった弟を馬鹿にする記事「バカな弟。」を掲載した。これは新約聖書を侮辱していると批判され、記事は削除された。他人の大切しているものを揶揄したくなる子どもっぽい性向の現れと考えられる。
そして、これは日本社会の嫌韓心理にも通じるものがある。嫌韓は格差社会の負け組に特徴的な心理である。ルサンチマンが鬱積した若者を中心とする人々が、自らの卑小な自尊心の代わりに民族的自尊心で代償するようになった(林田力「若年層右傾化の背景と限界(上)」PJニュース2010年10月15日)。
哲学者の萱野稔人氏も以下のように述べる。「グローバル化していく社会から取り残された人々がその危機感の裏返しとして嫌韓や嫌中といったナショナリズムに走っている」(「安直な"右翼"に対処する懐が深い"左翼"本のススメ」『別冊サイゾーvol.1 タブー破りの本300冊 サイゾー11月号臨時増刊』2010年、223頁)。
一方、韓流に惹かれた人々はヨン様に熱狂した有閑夫人のように経済的に余裕のある層が多かった。彼ら彼女らは必ずしも大金持ちではない。それでもワーキングプアやネットカフェ難民などの過酷な現実に直面している負け組にとって、中流生活を維持している層とは大きな格差がある。そして右傾化した負け組の敵意はリベラルを気取る中間層にも向けられる(林田力「若年層右傾化の背景と限界(中)」PJニュース2010年10月16日)。
その中間層への敵意が中間層の熱烈に愛好する韓国文化への敵意となり、嫌韓となったという考えも成り立つ。韓国人にとっては迷惑な話であるが、嫌韓の正体は幼稚な発想かもしれない。

藤本美貴の焼肉店・美貴亭がグランドオープン

藤本美貴の焼肉店・炭火焼肉ホルモン美貴亭(ミキてい)が藤本の誕生日の2月26日、横浜市青葉区つつじが丘にオープンする。藤本の公式ブログで2月23日に発表され、店舗の公式ウェブサイトも開設された。
美貴亭は「こだわりの国産ホルモンをリーズナブルな価格でお腹いっぱいに」をキャッチコピーとする。メニューは「ミキティールぞうすい」「ロマンティック浮かれモーモーセット」など藤本らしさが反映されている。藤本の焼き肉好きはデビュー時から有名で、キャラクターとコンセプトがマッチする店である。美貴亭の建物には「メガネ・パリミキ青葉台店」もあり、ミキ尽くしの様相を呈している。
しかも店名が振るっている。藤本のニックネームはミキティである。その後、ミキティの愛称はフィギュアスケートの安藤美姫選手に奪われた形になったが、夫の庄司智春(品川庄司)が「ミキティ〜」と絶叫することで、再び藤本の愛称に戻ってきた。
一方でインターネット掲示板などでは藤本の高飛車そうな性格から「美貴帝」と記されていた。ミキティと言えば安藤選手を想起した時代も、「美貴帝」の表記が元祖ミキティの存在証明になっていた。店名の美貴亭はミキティよりも美貴帝がイメージに近い。
その性格からヲタ嫌いのイメージがある藤本であるが、それがヲタには魅力である。3枚目のシングル『ロマンティック 浮かれモード』がマワリストらのヲタ芸を一躍有名にし、「美貴様美貴様お仕置きキボンヌ」という掛け声も生まれた。美貴帝を想起させる店名の採用もヲタとのツンデレ的な関係を示している。
一方で事業主体としての美貴亭には謎も多い。2月23日時点で大抵の企業ウェブサイトに存在する「会社概要」のページがなく、事業主体が不明である。サイトのフッターにある著作権表示では「J.P ROOM Inc & Yakiniku MIKITEI」となっている。ジェイピィールームは藤本の所属事務所であり、事務所公認の事業になる。著作権者にYakiniku MIKITEIを併記していることは焼肉美貴亭という事業主体が存在することになるが、その実体は明らかにされていない。
焼肉美貴亭のドメインが日本国内で登記された企業でなければ取得できない「co.jp」ではなく、取得しやすい「com」である点も事業主体への疑問を生じさせる。また、美貴亭は毎年2月26日を大感謝祭とし、全メニュー99%オフとする。常識的には事業が成り立たない値段である。ここからはエイプリールフールには早いが、壮大なネタではないかとの疑念もある。2月26日のグランドオープンに注目である。

道重さゆみが2012年でモーニング娘。を辞めると宣言

道重さゆみが2月26日放送のTBS系「王様のブランチ」で2012年いっぱいで自らが加入するモーニング娘。から辞めることを宣言した。
モー娘。では今年の秋に長年リーダーを務めてきた高橋愛が卒業し、現サブリーダーの新垣里沙がリーダーになることが決まっている。道重は「勝手な予想」と留保しながらも、2012年に新垣が卒業するとの予測を披露する。その上で「リーダーになってから辞めたいので、来年ちょうど10年を締めくくって辞めます」と宣言した。
モーニング娘。はメンバーの増減を繰り返しながら成長したグループである。しかし、メンバーの卒業や脱退は上からサプライズ的に発表されることが通常である。メンバーが自ら辞めるまでのロードマップを披露することは珍しい。
道重の発言は単に自らの辞める時期を予想した以上の大胆な内容がある。
第一に新垣が卒業した後に自分が辞めると宣言している。5期メンバーの新垣が先に卒業すること自体は予想としては順当だが、他のメンバーの卒業にまで言及することは大胆である。
第二に「リーダーになってから辞めたい」としており、新垣卒業後のリーダーが自分であると決めている。新垣が卒業すすれば6期メンバーの道重か田中れいながリーダーとして順当であるが、道重に限定されるものではない。田中がリーダーで、道重がサブリーダーという組み合わせも考えられる。
確かに田中は「はぶられいな」「嫌われいな」と言われるように他のメンバーと親密なイメージが薄い。一方で道重も大親友の亀井絵里が卒業してしまい、モー娘。内のプレゼンスが弱まっている。道重の発言はリーダーを目指すための瀬踏みと見ることもできる。
第三に道重はリーダーへの意欲を示すものの、リーダーに就任して1年足らずで辞めると宣言している。リーダーに就任して何をしたいかは不明である。悪意で解釈すれば、リーダーという経歴だけを求めているとなる。
第四に道重は「辞める」という表現を使用している。新垣については「卒業」としており、表現を区別している。
第三と第四の点は示唆的である。モー娘。には過去にもリーダー就任後短期で辞めたメンバーがいる。しかも、彼女達は万人に祝福される「卒業」ではなく、「脱退」という表現が使用された。共に恋愛スキャンダルを契機に脱退した3代目リーダーの矢口真里と5代目リーダーの藤本美貴である。
これはモー娘。にとって悪しき前例であるが、脱退メンバーがバラエティタレントとして活躍していることも事実である。現モー娘。で最もバラエティ番組向きのキャラが確立しているメンバーは道重である。周囲を驚かせる発言でキャラを確立してきた道重の今後に注目である。

ドリームモー娘。結成とモーニング娘。の方向性

アイドルグループ・モーニング娘。(以下、モー娘。)の卒業メンバー10名が2011年1月28日に「ドリーム モーニング娘。」(以下、ドリ娘。)を結成した。これはモーニング娘。にとっても大きな転機となる。
ドリ娘。は中澤裕子、飯田圭織、安倍なつみ(以上、初期メンバー)、矢口真里、保田圭(以上、2期メンバー)、石川梨華、吉澤ひとみ(以上、4期メンバー)、小川麻琴(5期メンバー)、藤本美貴(6期メンバー)、久住小春(7期メンバー)で構成される。辻希美も加入予定だったが、2010年12月に第2子を出産したことから芸能活動を休止し、育児休暇に入った。
ドリ娘。はアルバム『ドリムス。(1)』のリリースやコンサートツアー『ドリーム モーニング娘。 コンサートツアー2011 春の舞 〜卒業生 DE 再結成〜』を計画している。アルバムのタイトルに数字を使うことハロー!プロジェクト(ハロプロ)の流儀であり、ドリ娘。の本気ぶりを示している。モー娘。は1998年1月28日に「モーニングコーヒー」でメジャーデビューしており、その記念すべき1月28日にドリ娘。も披露された。
実は2011年に入ってからモー娘。に大変動の動きがある。まず1月2日に9期メンバーの加入が発表された。9期メンバーはオーディションで選ばれた鞘師里保(さやし・りほ)、生田衣梨奈(いくた・えりな)、鈴木香音(すずき・かのん)の3人と、ハロプロエッグから選ばれた譜久村聖(ふくむら・みずき)の合計4人である。
さらに1月9日にはリーダーの高橋愛が秋のツアーを最後にモー娘。及びハロプロから卒業すると発表された。高橋は1月23日には卒業後の11月から東京・帝国劇場で上演されるミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」でヒロインのサラを務めることも明らかになり、卒業後に向けて動き始めている。
高橋は長期に渡ってモー娘。のセンター及びリーダーとして君臨してきた。モー娘。の中で高橋一人が目立つ状況はファンの間で「タカハシステム」とも称されてきた(林田力「モーニング娘。韓国人蔑視写真騒動の深層(下)」PJニュース2010年11月22日)。
その高橋が卒業する以上、モー娘。の変貌は必然である。新メンバーを前面に出せば、フレッシュ感をアピールできる。新メンバーは12〜14歳で小学生も存在し、何かと比較されがちなAKB48のメンバーの年齢層よりも若い。鞘師や鈴木は卒業する高橋とは干支が同じであり、メンバーの入れ替えによってモー娘。の平均年齢は大きく下がる。
これはモー娘。がファン層として女子小学生を重視する表れと分析できる。実際、オーディションで選ばれた新メンバーは外見もダンスも歌も洗練されており、同年代以下の同性の憧れの存在として相応しい。一方でモー娘。初期に同年代でモー娘。に加入したメンバーに比べるとインパクトが薄い。
オリジナルメンバーの福田明日香と3期メンバーの後藤真希は、タイプは異なるものの共に年齢以上の大人びた印象を与えた。反対に4期メンバーの辻希美と加護亜衣は年齢よりも幼い子供っぽさが魅力であった。彼女らに比べると、9期メンバーは良くも悪くも普通である。あくまで普通の範囲内での洗練である。この点が同年代以下の同性からの支持にはポイントになる。
モー娘。は所謂「オタ」がファン層の中心であるが、それだけでは難しい状況にある。既にAKB48に大きく差をつけられた感がある。しかし、AKB48に差をつけられたことはモー娘。の失敗ではない。モー娘。はAKB48の路線を早い段階で放棄していた。
AKB48の特徴は徹底的な競争である。選抜メンバーに入らなければメディアに露出することもできない。この競争がAKB48にドラマをもたらした。その典型が2010年のAKB48 17thシングル選抜総選挙「母さんに誓って、ガチです」である。ここでは大島優子が「不動のセンター」と呼ばれていた前田敦子を破る逆転劇が起きた。
しかし、競争が常にグループの成長につながるとは限らない。勝者と敗者が固定化し、競争自体が格差を固定化する仕組みとして機能する場合も多い。確かに17thシングル選抜総選挙では前田の首位陥落が話題になった。それでも前田は2位にとどまり、上位陣の顔ぶれも変わらなかった。これが人気投票のドラマとしては限界であり、ドラスティックな変化は起こりにくい。
人気投票である以上、過去からの蓄積のある前田ら上位陣には大きなアドバンテージが存在する。これは構造改革によって競争が奨励された結果、日本が格差社会になったことと類似する。人気や資本など単一の尺度だけで競争を激化させると、むしろ格差は固定・拡大する。
この問題はAKB48も考えていた。その後の19thシングルは「じゃんけん大会」でメンバーを選抜した。競争の基準を変えてしまうことで、全員がゼロからの勝負を余儀なくされた。構造改革論者は「競争社会は公平である」と語るが、真の意味で公平とは何なのか考えさせられる事例である。この「じゃんけん大会」では大島が1回戦で敗退し、前田もメディア選抜から漏れるという従来の選抜総選挙では考えられないドラマが起きた。競争の基準を変えることでグループを活性化させた例である。
このような競争主義はモー娘。の路線ではない。AKB48では前田が「不動のセンター」と呼ばれていたが、そのような言葉が生まれること自体がAKB48のセンターの浮動性を示している。これは安倍なつみ、後藤真希、高橋愛ら時期によってセンターが固定しているモー娘。と対照的である。
しかし、結成当初はモー娘。もメンバー間の競争がクローズアップされていた。モー娘。はオーディション番組『ASAYAN』で誕生し、活動が番組内で紹介されたが、そこにはメンバーの競争を煽るような内容があった。メジャーデビュー前のシングル『愛の種』やデビュー曲『モーニングコーヒー』ではソロパートやセンターの争奪戦が盛り上げられた。
モー娘。で恒例となったメンバー増員も最初の目的は「競い合わせる」ことであった。ところが、当時のファンは最初の増員に反発した。メンバーを苦しめて楽しむテレビ的な嫌がらせに見えたためである。インターネットでは増員反対の署名運動まで行われた。
それでも増員は強行され、次第にファンもメンバーの増員を受け入れ、モー娘。の特徴とまで認知されるようになった。これはファンの反発が無意味であったことを意味しない。猛反発の後遺症は残り、『ASAYAN』がメンバー間の競争を露骨に煽ることは少なくなった。モー娘。にとって競争路線は過去に捨てたものである。
AKB48以外でもアイドルの競争は激しく、女性アイドルグループ戦国時代とも言われている。少女時代やKARAなど韓流アイドルも躍進している。ハロプロ内でもスマイレージが成長している。
さらにモー娘。OGによる「ドリーム モーニング娘。」である。ドリ娘。には高橋の同期(小川麻琴)や後輩(藤本美貴、久住小春)メンバーも加わっており、高橋が卒業後に加わっても不思議ではない。現センターである高橋がドリ娘。に加わるならば、ドリ娘。は完全に現在のモー娘。ファンと競合する。故にモー娘。は新たなファンを開拓する必要がある。
このような状況においてモー娘。が女子小学生重視にシフトしていくことは合理的である。それはタカハシステム以前のモー娘。が志向していた路線でもあった。国民的アイドルグループと言われたモー娘。の黄金時代には女子小学生の強い支持があった。その原動力となったユニットがミニモニ。であった。
そして黄金時代経過後のモー娘。でも再び女子小学生訴求路線でテコ入れを目指した。その担い手がミラクルエースと呼ばれた7期メンバーの久住小春である。久住は少女漫画原作のアニメ「きらりん☆レボリューション」の主人公「月島きらり」の声優となり、「月島きらり starring 久住小春 (モーニング娘。)」名義でソロ活動も行った。久住はソロ活動で女子小学生のファン層を開拓したが、モー娘。本体への還元は今一歩であった。
一方、センター及びリーダーとして君臨した高橋は、どちらかと言えば女子小学生訴求路線の破壊者であった。ミニモニ。は身長150cm以下という当初の加入資格を破って高橋が加入したため、グループの性格が変貌した。
久住は藤本美貴が長くリーダーを務めていたならばモー娘。の中でキャラが立ち、ソロのファンをモー娘。本体に呼び込めた可能性がある。本気かネタか分からないが、厳しい藤本に苛められる薄幸キャラとして久住は絵になった。しかし、藤本はリーダー就任後1か月足らずで脱退し、代わりに高橋がリーダーとなった。
高橋は歌唱力やダンスの能力は高く、だからこそ長期に渡ってセンターを務めることができた。また、矢口真里や藤本のような短命リーダーと異なり、スキャンダルとも無縁であり、自らを律している。理想的なアイドルであるが、強いて不足点を挙げるならば他人と絡んで他人を引き出すようなことはしない。久住はモー娘。の中では埋没し、先輩の5期6期メンバーよりも先に卒業してしまった。
モー娘加入以前から宝塚歌劇の大ファンという本物志向の強い高橋にとって、お子様路線は面白くないかもしれない。その高橋の卒業はモー娘。の女子小学生訴求路線の復活になる。

韓流と嫌韓の間の矢口真里

元モーニング娘。でタレントの矢口真里が7月15日付でオフィシャルブログ「初心者です。」に掲載した記事「辛い!」が嫌韓ネチズンの間で話題である。記事では韓国料理を食べた感想を書いているが、ラッポギを「辛いの大好きな私でも、かなり辛かった」と記している。これが嫌韓ネチズンには「韓国料理なんて、辛すぎて食べられない」という韓国批判に解釈された。
もともと矢口は2009年11月17日の時点で、ブログで韓国の女性アイドルグループKARAを紹介しており、韓国嫌いでは決してない。反対に2010年8月20日の記事「憧れの…」では「韓流ドラマにはまっている」とし、「韓国行きたいなぁ〜」と書いている。その矢口が韓国料理批判とも読める記事を書いたために嫌韓に転じたのかと話題になった。
矢口は2011年7月7日付の記事「はい。」でもクリス松村らと韓国料理を食べたと記している。そこでは「韓国料理大好きです」とした上で、「トッポギ辛かったぁ ヒーヒー」と書いている。
ここからは辛い物を辛いと表現することは、矢口にとって韓国料理への称賛であると解釈することも可能である。それ故に「辛い!」を韓国料理批判と断定することは一面的であるが、それでも「辛い!」には「はい。」と異なり、韓国文化を肯定する記述がないために韓国料理批判と解釈される余地がある。
韓流は一過性のムーブを越えて日本社会に定着しているが、直近では日韓関係の政治的な緊張が高まっている。日本の外務省が竹島(韓国名:独島)上空を飛行した大韓航空機の利用自粛を命じ、それに韓国側が反発する形で対立が増幅している。人気漫画『ONE PIECE』好きを公言するなど機を見るに敏な矢口が、遂に韓流に見切りをつけたかとの指摘も出された。
矢口の古巣のモーニング娘。では高橋愛の韓国好きが有名で、2010年9月からフジテレビ系で放送された韓国ドラマ「アクシデント・カップル」の日本語吹き替えも担当した。しかし、その直後の11月に田中れいなが公式ブログ「田中れいなのおつかれいなー」で韓国人蔑視と受け止められる写真を掲載し、謝罪するという騒動が起きた。
芸能人にとって日本社会を席巻している韓流ブームに乗ることは有益であるが、その一方で日本社会には一定数の嫌韓層が存在することも事実である。韓流と嫌韓の間を揺れ動くことでバランスをとることが芸能人の高等戦術かもしれない。

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ハロー!プロジェクト ハロプロ モーニング娘。飯田圭織 安倍なつみ 矢口真里 石川梨華 吉澤ひとみ 辻希美 加護亜依 高橋愛 紺野あさ美 小川麻琴 新垣里沙 藤本美貴 亀井絵里 道重さゆみ 田中れいな 『愛あらば IT'S ALL RIGHT』