林田力 東急不動産だまし売り裁判 Amazon



東急不動産マンションは欠陥のデパート


東急不動産の欠陥マンションへの批判が増大している。東急不動産マンションは欠陥のデパートと指摘される。インターネット掲示板では「東急物件はよそに比べて揉め事多めだから、契約前に自分で周辺調査した方が良い」と指摘された。「東急不動産で高い買い物はちょっと…」「東急関係の物件は遠慮しようと思います」という消費者の声もある。

別の人は営業の無神経な言葉を紹介する。マンション建設によって周辺環境に悪影響を与えていながら、「法律はクリアしているので、今よりも高層のマンションだって建てることできます」と開き直ったという。この言葉に対して「ここまで営業に発言させる会社はまともではない」と感想を寄せる。

掲示板には東急不動産批判者をクレーマーとラベリングする東急不動産の擁護意見も書き込まれたが、「東急さん、過剰反応がイタイです」と指摘された。以下のコメント寄せられた。「東急は被害者だなんて言っている時点で、事業者目線なんだよね。そんなんだからこじれるんだよ。東急は押し付けちまえば終わりだろ。営業がこの物件は揉めましたなんて教えてくれねえよな。」

東急ホームズへの批判もなされた。「職人さん達が可哀相」という。現場の流れも分からない連中に指示されるためである。東急電鉄・東急不動産の進める東京都世田谷区の再開発・二子玉川ライズにも「杜撰な感じがだめ」とする。

個人情報の扱いの杜撰さも指摘された。「目をつけられたら、身辺調べて様々な嫌がらせをする輩がいる」と指摘する。これは東急不動産だまし売り裁判と共通する。東急不動産は組織改革、人材選びから叩き直さなければダメという。東急不動産工作員のような輩が平気でのさばる企業からは「気持ち悪くて高い買い物はできません」と結論付ける。



東急不動産だまし売り裁判では排水通気管の欠陥施工が明らかになった(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』「耐震強度偽装事件と欠陥施工」)。排水時に通気不足が生じ、排水管からゴボゴボという大きな騒音が発生した。他の東急不動産物件でも東急不動産物件の音漏れ被害が告発された。その物件では上下からの音漏れが酷いという。以下はマンション住民の報告に基づく。

上の階のトイレで生理用品を開封する音が、まるで目の前で開封しているかと思うくらいの大きさで漏れてくる。もちろん排水音も夜中に眼が覚めるレベルで聞こえる。具体的には昼間の街中で会話するくらいの声と同じ音量という。和室では下の階の夫婦生活が聞こえてしまい、気まずくなる。インターホンの「ピンポーン」も、かなりの大きさで漏れてくる。

共鳴する箇所が多すぎて、どこでも音が増幅して伝わってくる。遮蔽板を一枚入れれば解決する問題であるが、それすらコスト削減の対象にするところが東急不動産の体質である。東急不動産だまし売り裁判でも施工難易度が高いという理由で設計書よりも細い通気管口径で施工した。

騒音被害のマンション住民のクレームに対し、東急不動産は「音については社として基準はありません。」と文書で回答した。マンション住民は苦笑するほかなかった。確かに住宅性能評価書では「音環境」の項目がスキップされていた。東急不動産にとっては「基準がない」イコール「その項目は確認しない。なにがあってもNGにはならない」ということらしい。実際、「設計図面でOKを出すために確認はしない」と明言した。マンション住民は「施工の瑕疵があったらどうするのか」と指摘する。

その東急不動産物件ではコンクリートが幅2~4mm、長さ2~5Mくらいのひび割れが多数発生している。しかし、東急不動産側は「ヘア・クラックですから」と開き直る。住民は「ヘア・クラックって0.25mm幅が目安じゃなかったっけ?東急不動産のケア基準は鬼太郎の髪の毛か」と呆れる。

柱の足元から外部に向かって2Mくらいのコンクリート床のひび割れも発生している。住民は基礎が図面通りに施工されているか不安を抱いている。図面を確認したところ、床厚などに相違が判明した。住民は東急不動産について「図面から先は一切ドントケアな会社」と結論付ける。

この告発に対して「東急の物件についてのトイレの遮音問題は5年以上前からネットでもよく見られます」とコメントされた。しかも、クレームに応じずに「このようなものです」と押し切ろうとするケースもあるという。何年も前からクレームがあるのに改善しない東急不動産に対して、故意犯で行っていると結論付ける。東急不動産物件には「基準がない」が真実とする。



以下は東急不動産マンションから脱出できた転売経験者の体験談である。東急不動産の新築分譲マンションを購入したが、引渡し前から周辺の側溝が亀裂だらけであった。自転車置き場の叩きコンクリートは3カ月で亀裂が入り、3年目に目地を新設して打ち直した。

引き渡し当初には、エレベーターに続く供用部分のエントランスに滑り止めが無く、怪我人が続出した。苦情によって2年後にようやく滑り止めゴムシートを全階に設置した。敷地内のアスファルト舗装は、排水勾配不備のために敷地内に水が溜り、冬はアイススケート場状態になった。

入居3年後に子供が生まれ、独り歩きを始めた時から小学校に入学するまでの約5年間は、下の住民から子供の足音がうるさいと苦情、いやがらせを受けた。防音効果の最も優れた絨毯を2重に敷き、訴訟のために弁護士事務所に相談で駆け回ったり、家族はもうヘトヘトに疲れ果ててしまった。

家族の精神的な疲労が大きくなったために、売却しようとして東急リバブルではない大手不動産会社に査定してもらったところ、マンションの購入パンフレットで大きくアピ-ルしていた防音効果の板材より5mm薄い材料で、防音効果は、古い木造住宅並みしか無かったことが判明した。転売経験者は買値よりも安い価格で売りに出すことで、買い手が見つかり契約が成立した。

転売経験者は「東急マンションはどこのマンションでも表から見えないところでだましている」と指摘する。施工はコンクリートの打設はエアだらけ、被り不足等、施工管理が十分に行われているとは言い難い。その上、管理会社の東急コミュニティーの管理委託費は他の会社に比べて高額の上、管理人の怠慢も多い。転売経験者は「東急マンションから離れて安心しました」と語る。そして「これでも東急マンションに住みたいですか」と問いかける。



東急不動産の新築マンション「東急ドエルアルス」に欠陥があると告発されている。販売会社は東急リバブル、施工会社は木内建設株式会社である。東急ドエルアルスは1997年に分譲された。欠陥(ひび割れ、漏水)は僅か1年後の1998年頃より発生している。

ベランダの庇のひび割れから漏水があり、とりあえず修理したが、2年目にルーフバルコニーからの浸透水が階下の庇より漏水した。その工事は半年もかかってもまだ修復できていない。さらに庇についても上階のルーフバルコニーからの浸透水がコンクリートのヒビ割れ個所から漏水し、滴下している。また、ひび割れの大きな黒い隙間をクモの巣と埃が取り巻いている。

この欠陥は海砂の使用によるものと住民は分析する。東急不動産の欠陥物件を所有していても資産価値は皆無と予測する。いずれ柱の鉄筋が錆びてボロボロになり、崩壊してしまうことが予測される。海水の塩分を大量に含む未洗浄の海砂を使用したマンションは急速に老朽が進む。脱塩処理が完全に行われていない、質の悪い海砂を使ったコンクリート建築は、いずれ倒壊することが必定である。日本の建築法規はただでさえ甘いのに、それでもなお悪徳不動産業者は誤魔化しに余念がない。

「塩害に侵されてしまっているとすると、砂上の楼閣と同じだ。いくら補修工事を行っても、劣化は多少遅らせることができたとしても回復する見込みはない。補修費用がかさむばかりで、どの時点で見限るかが早急の課題となる」(小菊豊久『マンションは大丈夫か』文藝春秋、2000年、118頁)。

東急不動産だまし売り裁判でも欠陥施工が問題になった。施工が難しいという理由にもならない理由で排水通気管を規定よりも細いものを使ったために排水時に大きな騒音が出るようになった。また、健康被害で社会問題となったアスベストの使用も明らかになった。さらに耐震強度偽装事件を契機として、一級建築士資格を持たない無資格者が構造設計者である事実も判明した(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』「耐震強度偽装事件と欠陥施工」)。


東急不動産(金指潔社長)ソリューション営業本部係長・高田知弘容疑者(逮捕当時36歳)が顧客女性に嫌がらせ電話を繰り返したとして2010年8月18日に逮捕された。高田容疑者は2009年12月から2010年6月に取引相手であったホテル運営会社社長の携帯電話に番号非通知設定で、嫌がらせ電話を繰り返した。嫌がらせ電話は、ほとんどが無言電話であったが、「壊れろ、壊れろ」という呻き声で女性を畏怖させたこともあったとされる。

林田力『東急不動産だまし売り裁判』

東急不動産消費者契約法違反訴訟を描くノンフィクション

 林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社)は東急不動産(販売代理・東急リバブル)から不利益事実を隠して問題物件をだまし売りされた消費者(=原告・林田力)が消費者契約法に基づき売買契約を取り消し、裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟、東京地裁平成18年8月30日判決、平成17年(ワ)3018号)で売買代金を取り戻した闘いの記録。

 裁判における当事者と裁判官の緊迫するやり取りを丹念に再現。個人が不誠実な大企業を相手に闘うドラマがある!

 裁判と並行して明らかになった耐震強度偽装事件の余波や欠陥施工、管理会社・東急コミュニティーの杜撰な管理にも言及し、深刻度を増すマンション問題の現実を明らかにする。東急不動産のために働いた地上げ屋(近隣対策屋、東急不動産工作員)が暗躍し、住環境を破壊する高層マンション建築紛争と共通するマンション建設の闇に触れる。

林田力『東急不動産だまし売り裁判購入編』

 林田力『東急不動産だまし売り裁判購入編』は東急不動産(販売代理・東急リバブル)のマンションだまし売りの実態を物語るノンフィクションである。

 この裁判の経過は林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社、2009年)で明らかにした。『東急不動産だまし売り裁判』はタイトルの通り、裁判をテーマとした書籍であり、提訴後の出来事を対象とする。問題物件の購入に至った経緯や問題発覚後の東急リバブル・東急不動産の不誠実な対応(これが両社への悪印象を決定的にした)には触れていない。その点を知りたいとの声が読者から少なくなかった。

 そこで『東急不動産だまし売り裁判購入編』では購入からマンションだまし売り発覚までの経緯を明らかにした。被害実態を理解できるように東急不動産マンションの写真も掲載した。また、東急不動産だまし売り被害経験を踏まえた住宅購入ポイントをまとめた。

林田力『二子玉川ライズ反対運動1』

林田力『二子玉川ライズ反対運動』(The Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise)は二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)に対する住民運動を記録したノンフィクションのシリーズである。東京都世田谷区の二子玉川(ニコタマ)では街壊しが進行中である。「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」や「二子玉川ライズ オフィス」など東急電鉄・東急不動産ら東急グループの営利目的の再開発によって、二子玉川の貴重な自然と近隣住民の住環境が破壊されている。
自然と住環境を守るために住民運動側は住民集会や裁判、議会への陳情など様々な活動に取り組んでいる。『二子玉川ライズ反対運動1』では「にこたまの環境を守る会」「二子玉川東地区まちづくり協議会」ら住民団体の活動の一端を紹介する。
また、同じく二子玉川で起きている住民運動である多摩川暫定堤防や三菱地所玉川一丁目マンションへの反対運動についても触れた。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』の著者である林田力が東京都に提出した二子玉川東第二地区市街地再開発事業計画(案)への意見書及び口頭意見陳述原稿も収録した。

林田力『二子玉川ライズ反対運動2』

林田力『二子玉川ライズ反対運動』(Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise)は二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)の住環境破壊の実態や反対住民運動を記録したノンフィクションのシリーズである。
『二子玉川ライズ反対運動2』は最初に二子玉川ライズがダメな理由を明らかにする。続いて裁判や集会など二子玉川ライズ反対運動の活動を述べる。二子玉川ライズ住民訴訟では実質和解という画期的な解決となった。パブリックコメントや新しいせたがやをめざす会など世田谷区政の動き、二子玉川ライズと同じく世田谷区の抱える開発問題である下北沢問題にも言及した。『二子玉川ライズ反対運動2』(Kindle)は『二子玉川ライズ反対運動2』(マイブックル)を全面的に再構成したものである。

林田力『二子玉川ライズ反対運動3』

林田力『二子玉川ライズ反対運動3』は二子玉川ライズ行政訴訟や二子玉川ライズ情報公開問題を明らかにする。続いて二子玉川ライズ問題に対する様々な観点からのオピニオンを掲載する。二子玉川ライズと東京スカイツリーや中野駅周辺再開発、海のピラミッド(熊本県)などの開発事業と共通する弊害を論じている。
その次は二子玉川ライズのビル風問題である。住民と世田谷区の緊迫感ある協議内容を収録している。さらに世田谷区議会を揺るがしたスキャンダル「二子玉川デジタル・コンテンツ問題」も記載する。『二子玉川ライズ反対運動3』(Kindle)は『二子玉川ライズ反対運動3』(マイブックル)を全面的に再構成したものである。

林田力『二子玉川ライズ反対運動5』

林田力『二子玉川ライズ反対運動5』(Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 5)は東京都世田谷区の二子玉川東地区市街地再開発(二子玉川ライズ)の問題を取り上げたノンフィクションの5作目である。『二子玉川ライズ反対運動5』では二子玉川ライズの弊害を再構成する。二子玉川ライズ2期事業控訴審や二子玉川ライズ2期事業に対する不服審査請求、住民と世田谷区の風害対策協議などを取り上げる。資料として二子玉川ライズ行政訴訟の裁判文書も収録した。

林田力『二子玉川ライズ住民訴訟 二子玉川ライズ反対運動6』

林田力『二子玉川ライズ住民訴訟 二子玉川ライズ反対運動6』(Residents' Lawsuit Against FUTAKOTAMAGAWA Rise; Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 6)は二子玉川ライズ住民訴訟にフォーカスした書籍である。二子玉川ライズ住民訴訟は東京都世田谷区の住民らが二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)への公金支出差し止めを求めて世田谷区長を提訴した裁判である。

林田力『東急大井町線高架下立ち退き』

林田力『東急大井町線高架下立ち退き』(Driving out Inhabitants under the Elevated Railway of Tokyu Oimachi Line)は東急電鉄による東急大井町線高架下住民追い出し問題を取り上げたノンフィクションである。東急電鉄は東急大井町線高架下(ガード下)住民に一方的な立ち退きを要求している。Tokyu Corp. is driving out inhabitants and tenants under the elevated railway of Tokyu Oimachi Line.

林田力『二子玉川ライズ反対運動7』

林田力『二子玉川ライズ反対運動7』は2013年の二子玉川の環境を守る会総会や世田谷区予算で二子玉川ライズ補助金を支出することの問題点などを報告する。二子玉川ライズでのAV撮影という毛色の変わった住環境破壊の実態も取り上げた。各地のマンション建設反対運動についても紹介する。

林田力『東急コミュニティー解約記』

 林田力『東急コミュニティー解約記』(パブ―)はマンションの管理会社を変更し、管理委託費を大幅に削減した事例の記録である。東急不動産が分譲したマンション・アルス東陽町(東京都江東区)では管理会社を独立系の会社に変更した結果、管理委託費を年間約120万円も削減でき、変更から1年後には一般会計の余剰金を修繕積立金会計に繰り入れるまでになった。

 林田力はアルス301号室の区分所有者であった。物件引渡し後に不利益事実不告知が判明したため、売買契約を取り消し、裁判で売買代金を取り戻した(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社)。売買代金を取り戻すまでは居住しており、管理組合理事長も務め、管理会社変更までの経緯にも関係していた。

 アルスでは売主・東急不動産の指定により、分譲当初から東急不動産の子会社の東急コミュニティー(東京都世田谷区)に管理を委託していた。管理委託費等は東急コミュニティーの言い値で決められている状況であった。しかし東急コミュニティーの杜撰な管理が次々と明らかになり、管理会社変更の機運が高まった。